食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05200530149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、新食品としての鞭虫Trichuris suisの生存可能な幼虫包蔵卵の安全性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2019年8月1日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は8月1日、規則(EU) 2015/2283に準ずる新食品としての鞭虫Trichuris suis(訳注:ブタ鞭虫、ブタ、イノシシの結腸・盲腸・直腸に寄生する線虫の一種)の生存可能な幼虫包蔵卵の安全性に関する科学的意見書を公表した(7月2日採択、PDF版13ページ、doi.org/10.2903/j.efsa.2019.5777)。概要は以下のとおり。
 欧州委員会からの要請を受け、EFSAの栄養補助食品・栄養・アレルギーパネル(NDAパネル)は、規則(EU) 2015/2283に準ずる新食品としての鞭虫Trichuris suisの生存可能な幼虫包蔵卵の安全性に対し意見を表明するよう求められた。
 申請者(Enteron Science GmbH 社)は、T. suisの生存可能な幼虫包蔵卵250個を15mlのボトルに包装し、一般集団を対象とする食品サプリメントとして使用すると提案している。成分組成データ及び提案されている使用条件を考慮すると、当該新食品の喫食は栄養供給とは関連がないと考えられる。利用可能な情報から、ヒト腸管にて孵化したT. suisの幼虫は、ほぼ未成熟で、宿主となったヒトの消化管において数週間は生存すると示唆される。しかしながら、特定の状況下では、T. suisはヒトに対して侵襲的となり、ヒト体内にて成熟、繁殖することが可能である。ヒトを対象とした研究から、T. suis卵の投与は有害な消化管反応の発生を上昇させる可能性がある。一般集団を対象に、一日当たりT. suisの生存可能な幼虫包蔵卵250個の摂取を提案することを意図する当該新食品の安全性を実証する、入手可能な研究は存在しないと考えられる。
 入手可能な情報に基づき、NDAパネルは安全性上の懸念を生じない推測される安全な用量の確立は不可能と判断し、当該新食品の安全性は確立されないと結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2019.5777
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