食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05160070149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物としてリン酸、リン酸塩類、二リン酸塩類、三リン酸塩類及びポリリン酸塩類グループの再評価等に関する科学的意見書を公表
資料日付 2019年6月12日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は6月12日、食品添加物としてリン酸(phosphoric acid)、リン酸塩類、二リン酸塩類、三リン酸塩類及びポリリン酸塩類グループ(phosphates - di - tri- and polyphosphates)(E338~341
, E343
, E450~E452)の再評価、及びそれらの用途拡大の安全性に関する科学的意見書(2019年6月4日採択、156ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2019.5674)を公表した。概要は以下のとおり。
 EFSAの「食品添加物及び食品に添加される香料に関する科学パネル」(FAFパネル)は、適切なばく露量及び毒性データが利用可能であると考えた。
 リン酸塩類は食品添加物に関する欧州議会及び理事会規則(EC) No1333/2008の付属書II及びIIIの規定に従って欧州連合(EU)において認可された食品添加物である。主に分析データを使用して全食事(whole diet)由来のリン酸塩類へのばく露量が推定された。推定ばく露量は、乳児におけるリン(P) 251mg/人/日から成人における1
,625mg/人/日の範囲であり、高ばく露量(95パーセンタイル)は乳児におけるリン(P) 331mg/人/日から成人における2
,728mg/人/日の範囲であった。
 FAFパネルはリン酸塩類の急性経口毒性は低く、遺伝毒性及び発がん性に関する懸念はないと考えた。発生毒性試験において影響は報告されなかった。FAFパネルはリン酸塩類に関して、リン(P)に換算して40mg/kg 体重(bw)/日のグループ許容一日摂取量(ADI)を導出し、このグループADIはヒトの集団を保護すると結論付けた。
 FAFパネルは、分析データに基づく推定ばく露量が乳幼児及び小児に関してはその平均値で、乳幼児、小児、及び青年に関しては95パーセンタイルでADIを超過することに注目した。FAFパネルは食品サプリメントによるリン酸塩類へのばく露量がADIを超過することにも注目した。FAFパネルは利用可能なデータによれば、調製乳及び医療用食品を摂取する16週齢未満の乳児に安全性の懸念はないと結論付けた。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5674
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