食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05150590181
タイトル デンマーク国立食品研究所、肉を魚に代替した食事によるベネフィットに関する研究結果を公表
資料日付 2019年5月15日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  デンマーク国立食品研究所は5月15日、肉を魚に代替した食事によるベネフィットに関する研究結果を公表した。
 国立食品研究所の計算によると、平均的なデンマーク人は食事の一部の赤肉及び加工肉を魚に代替することで、健康面のベネフィットがある。とりわけ、50歳を超える男性及び出産可能な年齢の女性にベネフィットがある。
 本研究所の研究で、食事中のある食品を他の食品に代替することの総合的な健康への影響を算定する方法を開発した。この方法は、赤身肉や加工肉を魚に代替することによって達成されるであろう健康への影響を計算するために使用されている。その結果では、魚の摂取量は1週間の推奨摂取量350gに達する。
 健康面のベネフィットは魚の種類及び代替した食事を摂取するヒトの年齢、性別で異なる。最もベネフィットがあったのは、高脂質の魚(ニシンやサバなど)、又は高脂質の魚と低脂質の魚(プレイスやポロックなど)の混合を摂取した場合であった。一方、低脂質の魚のみの摂取ではベネフィットは少ない。
 すべての50歳以上のヒト、とりわけ男性、及び出産可能な年齢の女性が脂肪の多い魚200gを含む350gの魚を毎週摂取した場合、健康面のベネフィットが最もあると考えられる。
 食品を代替することによるリスクベネフィット評価の方法は、Food and Chemical Toxicologyの2件の論文に詳細が記されてる。
 この研究は、デンマーク環境食品省から助成金を受け国立食品研究所が実施しているプロジェクトの一環である。このプロジェクトでは栄養素、各々の食品、食事全体の摂取による有益及び有害な影響について評価している。
 Food and Chemical Toxicologyの2件の論文及びURLは下記のとおり。
・Investigating the risk-benefit balance of substituting red and processed meat with fish in a Danish diet
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0278691519300699?via%3Dihub
・A probabilistic approach for risk-benefit assessment of food substitutions: A case study on substituting meat by fish.
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S027869151830437X
地域 欧州
国・地方 デンマーク
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) デンマーク国立食品研究所
URL https://www.food.dtu.dk/english/news/nyhed?id=4b00c10e-444d-4ed3-82d3-ea4e8aee3454
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