食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05150160305
タイトル 欧州連合(EU)は5月29日、乳酸鉄(E585)の使用に関する改正を官報で公表
資料日付 2019年5月29日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州連合(EU)は5月29日、機能分類の「安定剤」、及びスウェーデンのレバーパテの材料Albatrellus ovinus(きのこの一種)における乳酸鉄(ferrous lactate)(E585)の使用に関して、欧州議会及び理事会規則(EC) No 1333/2008の付属書I及びIIを改正する欧州委員会規則(EU)2019/891を官報(3ページ)で公表した。
1. 欧州議会及び理事会規則(EC) No 1333/2008は食品添加物及びそれらの機能分類に関する規則、並びに食品添加物のEUリストを定めている。同規則の付属書Iは食品添加物の機能分類を規定している。
2. 科学技術の進歩により、食品添加物の乳酸鉄(E585)の技術的機能のより良い理解が可能になっている。乳酸鉄はきのこの表面に添加すると、それ自身の色を移すことはなく、既存の色を強めることもない。きのこのポリフェノールのような特定の成分に反応し、白色から黒みがかった色に変色させる。E585のこの特徴は現行の「安定剤」の機能分類に入らないだけでなく、同規則の付属書Iにリスト化されているどの機能分類にも入らない。したがって、Albatrellus ovinusの表面に添加される場合のE585の技術的機能を含めるために「安定剤」の機能分類を改正する。
3. 同規則の付属書IIは、食品において用いることが認可された食品添加物のEUリスト及びその使用条件を規定している。
4. スウェーデンのレバーパテの材料として用いるAlbatrellus ovinusの表面におけるE585の使用の認可申請書が提出された。食品科学委員会(SCF)はそれ以前に、オリーブの表面におけるE585の使用の安全性を許容可能と評価していた。スウェーデンのレバーパテはきのこを0.5%程度しか含有しない。E585への追加的ばく露量は非常に低いと考えられる。したがって、スウェーデンのレバーパテの材料として用いるAlbatrellus ovinusの安定剤としてE585を認可することは適切である。
第1条 欧州議会及び理事会規則(EC) No 1333/2008の付属書I及びIIを本規則の付属書の規定に従って改正する。
付属書  
・同規則の付属書Iの「安定剤」の機能分類の改正
・同規則の付属書II E 食品カテゴリー04.2.2「酢、油又は塩水に漬けた果物及び野菜」及び04.2.3「缶詰又は瓶詰の果物及び野菜」のE585の欄にスウェーデンのレバーパテの材料として用いるAlbatrellus ovinusを加える。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州連合(EU)
情報源(報道) -
URL https://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/HTML/?uri=CELEX:32019R0891&from=EN
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