食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05130480104
タイトル 論文紹介:「サイクロスポーラ症のサーベイランス、米国、2011-2015」
資料日付 2019年4月19日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  MMWR. Surveillance summaries (April 19
, 2019 / 68(3);1-16)に掲載された論文「サイクロスポーラ症のサーベイランス、米国、2011-2015 (Cyclosporiasis Surveillance ? United States
, 2011?2015)、著者SM Casillas (Division of Parasitic Diseases and Malaria
, Center for Global Health
, CDC
, USA)ら」の概要は以下のとおり。
 サイクロスポーラ症は寄生虫であるサイクロスポーラ・カイエタネンシス(Cyclospora cayetanensis)によって引き起こされる胃腸疾患であり、糞便に汚染された水や食品の喫食によって伝播する。米国において、同症の食品由来集団感染は様々なタイプの輸入生鮮食品(例えば、バジル、ラズベリー、サヤエンドウ)と関連している。
 2015年時点で、サイクロスポーラ症は42州、コロンビア特別区及びニューヨーク市において報告義務がある。
 2011年から2015年までのサーベイランス期間中に、CDCは37州及びニューヨーク市からの確定症例1
,988件(90.1%)及び推定症例219件(9.9%)を含む計2
,207件のサイクロスポーラ症の通知を受けた。発症に関する情報が入手できた国内での感染症例1
,359件のうち、1
,263件(92.9%)が5月から8月の間に罹患していた。2011年から2015年までの間に、438件の通知症例に関連する計10件の同症の集団感染が調査された。1件の集団感染当たりの中央値は21症例(範囲:8~162)であった。少なくとも10件中5件について感染媒介食品(例えば、食料品あるいはその材料)が特定(推定)された。これらにはベリーサラダ(1件)、メキシコから輸入されたコリアンダー(少なくとも3件)及び包装済みサラダミックス(1件)が含まれる。
 春から夏の間に症例の報告が季節的に増加するサイクロスポーラ症は、引き続き米国公衆衛生における懸念事項となる。一見孤発的な国内での感染症例の多くは確認済みあるいは未確認の集団感染と関連していた可能性がある。しかしながら、これらの潜在的関連性は使用可能な疫学的情報では検出できなかった。同症例のサーベイランス及び分子タイピングツールの開発と立証の努力を米国の公衆衛生の優先事項にし続けるべきである。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) Morbidity and Mortality Weekly Report(MMWR)
URL https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/68/ss/ss6803a1.htm?s_cid=ss6803a1_w
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