食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05130090475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、食品添加物E171(二酸化チタン)の摂取者への安全性に関して再度勧告
資料日付 2019年4月15日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は4月15日、食品添加物E171の摂取者への安全性に関して再度勧告する。
 主に二酸化チタン(TiO2)のナノ粒子で構成される食品添加物E171 は、多数の食品に使用されている。
 ANSESは2017年、ラットにおいて発がん促進作用を明らかにしたE171の経口毒性に関する研究(NANOGUT
, Bettini et al
, 2016)に関する調査結果を公表した。ANSESはこの研究で報告された作用を確認又は否定するための新たな毒性試験の必要性を強調した。
 欧州食品安全機関(EFSA)は欧州規則を適用して食品添加物の評価を実施していて、2016年のE171の評価で生殖毒性に関するデータは許容一日摂取量(ADI)を設定するためには不十分であると強調した。
 この様な状況でANSESは、E171 の毒性に関する最新の情報を分析するために、経済、保健、農業、環境の担当大臣から諮問を受けた。ANSESの専門家グループは、E171の経口毒性に関する2017年以降に公表された25件の新たな研究の文献レビューを実施した。
 本調査の結果、ANSESは、E171の無毒性に関する不確実性要素を排除する科学的データは不十分であると結論付けた。E171の物理化学的形態の特徴付けが可能なデータ、及び摂取による影響に関する追加の毒性データを入手することを再度勧告する。
 E171の危険性及びリスクのより的確な特性評価結果を待ち、欧州の現行の調査がなされている間、機能及び有効性に関して安全で同等なナノ物質を含まない代替物を促進しつつ、主に職業従事者、摂取者、環境へのばく露を段階的に抑制することを目的としたナノ物質に関する以前の全般的な結論を再度強調する。
 報告書は下記URLから入手可能。
https://www.anses.fr/fr/system/files/ERCA2019SA0036.pdf
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) -
URL https://www.anses.fr/fr/content/additif-alimentaire-e171-l%E2%80%99anses-r%C3%A9it%C3%A8re-ses-recommandations-pour-la-s%C3%A9curit%C3%A9-des
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