食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05130030174
タイトル スウェーデン食品庁(NFA)、硝酸塩及び亜硝酸塩に関する最新の助言を公表
資料日付 2019年4月12日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  スウェーデン食品庁(NFA)は4月12日、硝酸塩及び亜硝酸塩に関する最新の助言を公表した。概要は以下のとおり。
1.概要
 野菜のスムージーが人気である。野菜のスムージーは野菜摂取のための良い手段であるが、葉菜類及びてんさいは多量の硝酸塩を含むことから、1歳未満の子どもにとって有害となり得る。NFAは、以前、葉菜類は1歳未満の子どもに与えないよう助言した。今般、新たに、てんさいジュースも1歳未満の子どもに与えないよう助言する。
 硝酸塩性及び亜硝酸塩の摂取の大半は野菜由来である。硝酸塩に富む葉菜類又はてんさいから作るジュースやスムージーを頻繁に摂取する人たちは硝酸塩の多量摂取に繋がる可能性がある。
 NFAの以前の助言は、葉菜類(レタスほうれん草及びルッコラなど)は子どもが1歳になる前は与えず、1歳になってからは摂取量を徐々に増やしていくべきとの内容であった。
 乳児用調製乳のみで育てられる乳児については、調製乳を自家井戸の飲用水と混ぜる場合に注意が必要である。NFAは、硝酸塩及び亜硝酸塩濃度が、それぞれ50mg/L及び0.5mg/Lを超える井戸水と混ぜないよう助言する。
 硝酸塩及び亜硝酸塩への多量ばく露が長期化すれば、他の健康影響に繋がる可能性がある。したがって、可能な場合においてこれらの摂取量を低減することが重要である。
 硝酸塩及び亜硝酸塩の摂取量を低減するための方法として、自家井戸の飲用水中のこれらの物質濃度を分析し、高濃度の場合は濃度を改善する、また、食肉製品の摂取量を減らすなどが挙げられる。更に、ほうれん草などのスムージーやてんさいジュースの室温保存は、亜硝酸塩の生成に繋がる可能性があることから避けるべきである。
2.情報提供「硝酸塩、亜硝酸塩及びニトロソアミン類」より抜粋。
 欧州食品安全機関(EFSA)は、食品添加物としての硝酸塩及び亜硝酸塩に関して最新の評価を行った(2017年)。その中で、硝酸塩及び亜硝酸塩に関する以前の一日摂取許容量(ADI)(それぞれ3.7mg/kg体重/日及び0.07mg/kg体重/日)が維持された。ただし、亜硝酸塩に関する評価では、ADIはヒト由来のデータ(メトヘモグロビン血症)に基づき設定された。すなわち、EFSAの評価はより安全側に立ったものとなっている。
 EFSAの評価に基づけば、食品添加物及び野菜由来の硝酸塩及び亜硝酸塩の総摂取量は過剰となる可能性がある。欧州連合(EU)の委員会は、EFSAの最新の評価に関して議論し、他のEU加盟国の意見も考慮しながら、食品添加物としての硝酸塩及び亜硝酸塩の使用を制限すべきかについて判断していく。
 当該情報提供は以下のURLから入手可能。
https://www.livsmedelsverket.se/livsmedel-och-innehall/oonskade-amnen/nitrat-nitrit-och-nitrosaminer
地域 欧州
国・地方 スウェーデン
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) スウェーデン食品庁(NFA)
URL https://www.livsmedelsverket.se/om-oss/press/nyheter/pressmeddelanden/nya-rad-om-nitrat-och-nitrit2?ll=1
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