食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05060540104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、ロメインレタスに関連した腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染に関する情報を最終更新(第6報)
資料日付 2019年1月9日
分類1 生物
分類2 細菌
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は1月9日、ロメインレタスに関連した腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染に関する情報を最終更新した(第6報)。概要は以下のとおり。
1. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局、カナダ並びに米国食品医薬品庁(FDA)は、カリフォルニア州北部及び中央部の中央海岸栽培地域からのロメインレタスに関連した、複数州における志賀毒素産生腸管出血性大腸菌(STEC)O157:H7集団感染症に関して調査を行った。
2. 2019年1月9日現在、腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染株の感染者62人が16州及びコロンビア特別区から報告された。
3. 発症日は2018年10月7日から12月4日まで、年齢は1歳から84歳で、年齢中央値は25歳、66%が女性であった。情報の得られた54人のうち、腎不全の一種である溶血性尿毒症症候群を発症した2人を含む25人(46%)が入院した。死亡者は報告されなかった。
4. 全ゲノムシークエンス解析(WGS)では、患者53人の分離株51株において、予想された薬剤耐性は確認されなかった。2人からの分離株にはアンピシリンに対する耐性遺伝子が含まれていた。現在、CDCの全米薬剤耐性監視システム(NARMS)検査機関による薬剤感受性試験が実施中である。大腸菌O157感染患者には抗生物質の投与は推奨されないため、この知見は治療指導には影響しない。
5. FDAの遡及調査の情報によると、本集団感染の患者は、カリフォルニア州北部及び中央部の中央海岸栽培地域の特定の郡で収穫されたロメインレタスを喫食したことが示唆された。FDAは、CDC及び州の担当者と共に、遡及調査で特定したカリフォルニア州の農場及び冷却施設を調査した。CDCは、遡及調査で特定した複数の農場のうちの1つであったSanta Barbara郡のAdam Bros. Farming社の農場の水及び堆積物の検体を分析した。腸管出血性大腸菌O157:H7の当該集団感染株が、農場にある農業用貯水池内の堆積物中に確認された。WGSでは、農業用貯水池中で確認された腸管出血性大腸菌O157:H7株が、患者から分離された腸管出血性大腸菌O157:H7株と遺伝的に近縁であることが示された。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) -
URL https://www.cdc.gov/ecoli/2018/o157h7-11-18/index.html
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