食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05020470104 |
タイトル | 米国疾病管理予防センター (CDC)、鶏生肉製品に関連した複数州における多剤耐性サルモネラ属菌集団感染症に関する情報を公表 |
資料日付 | 2018年10月17日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国疾病管理予防センター (CDC)は10月17日、鶏生肉製品に関連した複数州における多剤耐性サルモネラ属菌集団感染症に関する情報を公表した。概要は以下のとおり。 1. CDC及び複数州の公衆衛生及び規制当局は、鶏生肉製品に関連した複数州における多剤耐性サルモネラ・インファンティス(Salmonella Infantis)集団感染症に関して調査している。米国農務省の食品安全検査局(USDA-FSIS)が本集団感染症を監視している。 2. 10月15日時点で、S. Infantis株に感染した92人が29州から報告されている。 3. 発症日は2018年1月19日から9月9日まで、患者の年齢は1歳未満から105歳、年齢中央値は36歳である。患者の69%が女性である。情報の得られた62人のうち、21人(34%)が入院した。死亡の報告はない。 4. 疫学及び検査の証拠から、様々な供給源由来の多種類の鶏生肉製品がS. Infantisに汚染されており、本集団感染源となっている。鶏生肉のペットフード、鶏生肉製品及び生きた鶏から採取した検体で、本集団感染株が確認されている。 5. 患者由来のサルモネラ属菌分離株に対するCDCの薬剤耐性試験では、集団感染株が多数の薬剤に耐性であることを示している。 全ゲノムシークエンス解析(WGS)では、患者の43検体及び、食品あるいは環境の68検体由来の分離株は、アンピシリン、セフトリアキソン、クロラムフェニコール、シプロフロキサシン、ホスホマイシン、ゲンタマイシン、ハイグロマイシン、カナマイシン、ナリジクス酸、ストレプトマイシン、スルファメトキサゾール、テトラサイクリン及びトリメトプリム・スルファメトキサゾールのいくつか、あるいは全ての抗菌性物質に対する耐性が予測された。非臨床分離株2株においては予想された薬剤耐性は確認されなかった。分離株5株についてのCDCの全米薬剤耐性監視システム(NARMS)研究所による標準薬剤感受性試験法を用いた試験では、これらの結果を裏付けた(ホスホマイシン、ハイグロマイシン及びカナマイシンについては試験されなかった)。これらの薬剤耐性感染症は、一般に推奨される抗菌性物質では治療が困難であり、異なる抗菌性物質の選択が必要な場合がある。 6. 鶏生肉製品あるいは生きた鶏の単一の共通業者は特定されていない。 7. S. Infantisの集団感染株は、生きた鶏及び多種類の鶏生肉製品中に存在し、鶏肉産業界にまん延している可能性が示唆されている。 8. CDCは決して適切に加熱調理された鶏肉の喫食を避けたり、小売店が生鶏肉製品の販売を中止することを勧めているのではない。 9. CDCは、生の鶏肉からのサルモネラ属菌感染を防ぐため、次の手順に従うよう消費者に助言する。 ・手を洗うこと。生の鶏肉を調理する前後、食後、動物と接触した後、等。 ・生の鶏肉は十分に加熱調理して、有害な細菌を殺菌すること。 ・生の鶏肉由来の細菌を調理場所周辺に広げないこと。 ・CDCは、ペットに生の餌を与えることは推奨しない。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国/疾病管理予防センター(CDC) |
情報源(報道) | 米国疾病管理予防センター(CDC) |
URL | https://www.cdc.gov/salmonella/infantis-10-18/index.html |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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