食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05010610104
タイトル 米国疾病管理予防センター (CDC)、牛挽肉に関連した志賀毒素産生性大腸菌集団感染情報を公表
資料日付 2018年9月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター (CDC)は9月20日、牛挽肉に関連した志賀毒素産生性大腸菌集団感染情報を公表した。概要は以下のとおり。
1. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局、並びに米国農務省(USDA)の食品安全検査局(FSIS)が複数州における志賀毒素産生性大腸菌O26 (STEC O26)による集団感染症について調査した。
2. 9月19日現在、4州(フロリダ州15人、コロラド州1人、マサチューセッツ州1人、テネシー州1人)からSTEC O26集団感染症株に感染した計18人が報告された。
3. 患者は7月5日から7月25日の間に発症した。患者は1~75歳、年齢中央値は16歳、67%が男性である。情報の得られた18人のうち6人(33%)が入院し、フロリダ州で1人が死亡した。
4. 全ゲノムシークエンス解析(WGS)では、患者13人の分離菌株から薬剤耐性は確認されなかった。CDCの全米薬剤耐性監視システム(NARMS)検査機関による標準薬剤感受性試験が実施中である。
5. 疫学データ、検査データ及び遡及調査の証拠は、カーギルミートソリューションズ社(Cargill Meat Solutions)の牛挽肉が本集団感染源である可能性が高いことを示している。
6. 聞き取り調査を行った14人のうち14人(100%)が牛挽肉を喫食したと報告した。患者は、複数の異なる食料品店から牛挽肉を購入した。
7. USDA-FSISの追跡調査により、コロラド州フォート・モーガンのカーギルミートソリューションズ社が、フロリダ州の食料品店で販売されたリコール対象の牛挽肉を含む、疾病に関連した汚染牛挽肉の供給源であることを確認した。9月19日、カーギルミートソリューションズ社は、6月21日に製造、包装した牛挽肉製品をリコールした。
8. 検査機関での検査では、フロリダ州の一人の患者宅に残っていた牛挽肉を採取し、その牛挽肉中にSTEC O26の集団感染株を同定した。WGSにより、残っていた牛挽肉の検体から分離されたSTEC O26株が患者からの分離株と近縁であることが示された。
9. 本集団感染症は終息したとみられる。
 本集団感染についてのUSDA-FSISの情報は、以下のURLから入手可能。
https://www.fsis.usda.gov/wps/portal/fsis/topics/recalls-and-public-health-alerts/recall-case-archive/archive/2018/recall-081-2018-release
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/ecoli/2018/o26-09-18/index.html
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