食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05010470149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、水酸化銅、塩基性塩基銅等に対する農薬リスク評価についての協議結果に関するテクニカルレポートを公表
資料日付 2018年9月26日
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分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は9月26日、銅の化合物である第一銅(copper(I))、第二銅(copper(II))の誘導体、つまり水酸化銅(copper hydroxide)、塩基性塩基銅(copper oxychloride)、三塩基性硫酸銅(tribasic copper sulfate)、酸化第一銅(copper(I) oxide)、ボルドー液(Bordeaux mixture)に対する農薬リスク評価について補完データに照らして行った欧州連合(EU)加盟国、申請者及びEFSAの協議結果に関するテクニカルレポート(2018年8月30日承認、25ページ、doi:10.2903/sp.efsa.2018.EN-1486)を公表した。概要は以下のとおり。
 銅化合物は、委員会指令 2009/37により2009年12月1日に指令91/414/EECの付属書Iに収載され、規則(EC) No 1107/2009に基づき認可されたと見なされている。その認可の特別規定で、吸入のリスク及び、対象以外の生物及び土壌と水に対するリスク評価に関する更なる試験の提出が義務付けられていた。これらの補完データは、2013年EFSAにより評価された。
 EFSAによる評価の後、委員会施行規則(EU) No2015/232/ECにより、環境リスク評価に関して結論付けるために、銅による汚染に対するモニタリング計画に関連して認可が改正された。改正された認可には特別規定があり、申請者は欧州委員会に対して、銅による土壌及び水(堆積物を含む)の汚染が懸念される脆弱な地域に対するモニタリング計画を提出する義務を負った。
 申請者によりモニタリング結果が提出され、更新評価報告書(RAR)が作成された。EFSAは2018年1月16日、認可更新を背景としてピアレビューの結論を最終化した。
 この報告書は協議結果を要約し、個別の意見に対するEFSAの科学的見解及び結論を提供している。
 環境中での分解及び動態に対する提出された情報は、銅による土壌及び水(堆積物を含む)の汚染が懸念される脆弱な地域に対するモニタリング計画の提出を義務付けた補強データの要件を満たしている。現行のモニタリング計画及び欧州の農地(ぶどう園、耕作地及び果樹園)における銅の含有量に関する公開されている文献のレビューの更新が申請者のEU銅専門部会(EUCuTF:European Union Copper Task Force) により実施された。しかしながら全ての元データが提供されたわけではなかったため、EUの報告担当加盟国(RMS)であるフランスは代表的な全体の平均値を導出することができなかった。しかしながら、RMSは入手可能な情報に基づき、土壌のバックグラウンドのレベルを更新することができたため、全体の加重平均値を考慮して、ぶどう園、果樹園及び耕作地における銅化合物の含有量の導出を提案することができた。補強データの枠組みで入手可能な情報を考慮しても、リスク評価は変更されない。したがって、銅化合物の更新評価において導出された全体的な結論は新たな情報により変更されない。ワイン用ぶどうの栽培地域における水体の堆積物における銅の含有量に関する文献のデータ更新の結果、これらの場所で銅が使用されてきた方法から生じるばく露量及びリスクは、ぶどうのつるに関して評価された代表的な使用量に対するピアレビューの評価よりも高い可能性がある。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1486
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