食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05001340174
タイトル スウェーデン食品庁(NFA)、塩分摂取量に関して引き続き注意するよう情報提供
資料日付 2018年8月29日
分類1 その他
分類2 --未選択--
概要(記事)  スウェーデン食品庁(NFA)は8月29日、塩分摂取量に関して引き続き注意するよう情報提供を行った。概要は以下のとおり。

 最近行われた大規模研究では、適度な塩分摂取量は健康を脅かすものではないと結論付けられている。しかし、塩分に関しては引き続き注意することが重要である。

 PURE研究(Prospective Urban and Rural Epidemiological Study)による論文が医学雑誌The Lancetに公表された。それによれば、心血管疾患、心筋梗塞又は脳卒中リスクは、塩分摂取量が12.5g/日以上でも増大しない。この値は、スカンジナビア諸国及び世界保健機関(WHO)が推奨する値(6g/日以下)の2倍である。

 NFAは、新たな知見を提供するような調査研究を注視している。

 現在の推奨値は、種々の調査研究結果を精査したものである。現在、欧州食品安全機関(EFSA)が、塩分摂取量に関する調査研究を改めて精査統合中である。この作業は来年までには完了する予定である。EFSAのレビューに基づき、NFAは、塩分摂取に関する現在の助言を変更すべきかどうかを考える。

 スウェーデンでは、食事経由で摂取する塩分の約4分の3は、加工食品、チーズ、パン、種々のトッピング及び食用油脂に由来する。NFAは、食品産業が食品中の塩分含有量を低減すべきと考える。低塩分含有食品を選択するための一助として、「Keyhole」マーク(訳注:より健康に良い食品であるこを示すマークとしてNFAが導入した)がある。また、一般的な傾向として、すべての食品において塩分含有量の減少が見られる。過去においては、スウェーデンでは比較的高濃度の塩分は普通であった。減塩は徐々に実現されつつある。

 フィンランドでは、1980年初頭以降、塩分摂取低減のための多くの努力が行われ、結実してきた。その結果、平均12g/日だったのが、2012年までに、8g/日を超えないレベルにまで低減した。

 塩分摂取量に注意すべきとの一般的な助言に変わりはない。同時に、最も重要な措置は、産業界に対して食品中の塩分量低減を促すことである。
地域 欧州
国・地方 スウェーデン
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) -
URL https://www.livsmedelsverket.se/matvanor-halsa--miljo/kostrad-och-matvanor/mat-och-naring/fortfarande-skal-att-vara-forsiktig-med-salt?ll=1
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