食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05000910303
タイトル  米国農務省動植物検疫局(USDA- APHIS)、非定型牛海綿状脳症(BSE)検出を公表
資料日付 2018年8月29日
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概要(記事)  米国農務省動植物検疫局(USDA- APHIS)は8月29日、非定型牛海綿状脳症(BSE)検出を公表した。概要は以下のとおり。
 USDAは、フロリダ州の6歳の交雑種肉用雌牛の非定型BSE症例を公表した。この患畜がと畜工程に入ることは決してない。また、米国における食料供給及びヒトの健康に与えるリスクは存在しない。
 USDA-APHISの国立獣医学研究所(NVSL)は、この雌牛が非定型BSE(H型)陽性であることを確認した。患畜は、と畜に適さないと判断される牛の定期サーベイランスの一環として、コロラド州立大学(CSU)獣医学診断研究所(国立動物衛生研究所ネットワーク研究機関の一つ)で最初に検査された。APHISとフロリダ州獣医官は、この症例の更なる情報を収集している。
 BSEは、接触感染性はなく、定型及び非定型の2つの型がある。定型BSEは、1980年代後半から主に英国において発生した型で、ヒトの変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)に関連してきた。定型BSEの主な感染源は、レンダリングされた患畜由来のたん白質を含む肉骨粉のような、感染性プリオンに汚染された飼料である。米国食品医薬品庁(FDA)の規則は、1997年以降、牛及びその他の反すう動物向け飼料に哺乳類由来たん白質を含めることを禁止しており、2009年以降全ての家畜飼料に高危険組織の原料を禁止している。
 非定型BSEは定型BSEとは異なり、通常8歳以上の高齢牛に起こる。全ての牛集団において稀に自然発生的に発生するとみられる。
 当該症例は、国として6番目のBSE検出となる。米国における以前の5症例の内、2003年の第1例はカナダから輸入された雌牛1頭の定型BSE症例で、それ以外は非定型(H型又はL型)BSEであった。
 国際獣疫事務局(OIE)は、米国を無視できるBSEリスク国として承認している。このリスクステータスの決定に関するOIEガイドラインにあるように、非定型BSE症例は公式のBSEリスクステータス認定に影響しない。それは、この疾病型が全てのウシの集団において極めて低率で自然発生的に起こると考えられているからである。よってこの非定型症例の検出によって、米国の無視できるBSEリスクステータスが変更されることはなく、いかなる貿易問題にも結びつかない。
 米国は、BSEに対して米国における公衆及び家畜の健康を守る長年の連動セーフガードシステムがあり、その内最も重要なのが、全てのと畜用家畜からの特定危険部位(SRM)(家畜に疾病があるとして、その家畜がBSEを含んでいる部位)の除去である。2つ目のセーフガードは、牛を疾病から守る強力な飼料規制である。さらに、我々のシステムの(この検出に導いた)もう一つの重要な構成要素は、米国の牛集団に当該疾病が極めて低度でも存在した場合に、USDAがその疾病を検出できる実施中のBSEサーベイランスプログラムである。
 この疾病に関する詳細情報が記載されたBSEのファクトシートは、以下のURLから入手可能。
https://www.aphis.usda.gov/publications/animal_health/fs-bse.pdf
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国農務省動植物検疫局(APHIS)
情報源(報道) 米国農務省動植物検疫局(APHIS)
URL https://www.aphis.usda.gov/aphis/newsroom/stakeholder-info/sa_by_date/sa-2018/sa-08/atypical-bse-detection
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