食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05000320149
タイトル  欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分シペルメトリンの農薬リスク評価のピアレビューの結論を公表
資料日付 2018年8月30日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は8月30日、農薬有効成分シペルメトリン(cypermethrin)の農薬リスク評価のピアレビューの結論(2018年7月31日承認、27ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2018.5402)を公表した。概要は以下のとおり。
 委員会施行規則(EU) No 844/2012の第1条の規定に従って、シペルメトリン専門グループより農薬有効成分シペルメトリンの認可の更新申請が提出された。
 本報告書の結論は、冬及び春の穀類、冬及び春の油糧用ナタネ及びジャガイモ用殺虫剤としてのシペルメトリンの代表的な使用の評価に基づいている。
 同定、物理的及び化学的特性及び分析手法の領域で、植物、牛乳及び土壌のモニタリング手法の追加的な有効データ、体液のモニタリング手法及び製剤における関連する不純物の決定手法でデータギャップが特定された。
 ほ乳類毒性の領域では、内分泌かく乱の可能性の更なる調査及び代謝物の概略についてデータギャップが特定された。更に、不純物の毒性学関連性が最終化されず、(生態)毒性試験に使用されたバッチが技術的仕様書を代表しているかについて結論付けが行われていないため、重大な懸念領域になっている。
 残留物の領域でいくつかのデータギャップが特定されたため、植物及び動物由来食品のリスク評価のための残留物定義は暫定的である。予備的な慢性及び急性の消費者リスク評価は、代表的な使用量のどれをとっても許容一日摂取量(ADI)又は急性参照用量(ARfD)を超過することを示唆しなかった。しかしながら、脆弱な摂取グループのばく露はARfDに非常に接近しており(牛乳及び乳製品を摂取する幼児ではARfDの99%を超過)、更なる情報提供により予備的リスク評価における不確実性を低減することが助言されている。
 更新レビューの結果として、特に毒性学的基準値の引き下げについて、いくつかの食品に対する摂食者の摂取懸念が示唆されていることを考えて、現行のシペルメトリンの残留基準値(MRLs)のレビュー開始を優先することが助言されている。
 環境運命及び動態に係る入手可能なデータは、EUでの必要な環境ばく露評価を実施するのに十分であるが、注意すべき例外として表層水が飲用水用に取水される場合、表層水に含有されている可能性のある代謝物の残留物の性質への水処理の影響に係る情報が不十分である。
 生態毒性の領域では、いくつかのデータギャップが特定された。水生生物への高リスク、ミツバチ及び節足動物への高リスクが重大な懸念領域として特定された。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5402
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