食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05000130105
タイトル  米国食品医薬品庁(FDA)、販売時に液体窒素で調製した食品の喫食、喫飲あるいは取扱を避けるよう消費者に勧告する旨を公表
資料日付 2018年8月30日
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概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は8月30日、販売時に液体窒素で調製した食品の喫食、喫飲あるいは取扱(handling)を避けるよう消費者に勧告する旨を公表した。概要は以下のとおり。
 FDAは、摂取直前、販売時点で液体窒素を添加して調製した食品を喫食、喫飲あるいは取扱うことにより、重大な傷害の可能性があることを消費者及び小売業者に警告している。
 これらの製品は、「ドラゴンの息(Dragon’s Breath)」、「天国の息(Heaven’s Breath)」、「ニトロパフ(nitro puff)」等の名前で販売されていることが多い。
 液体窒素は、毒性はないが、極低温を保つため、誤った取扱あるいは誤った摂取をすると、皮膚や内臓に深刻な損傷を引き起こす可能性がある。摂取直前に液体窒素を添加して調製した飲食物から放出された蒸気を吸入すると、特に喘息患者の呼吸困難の原因となることもある。この安全警告は、傷害リスクのため、販売時点及び摂取直前に液体窒素を使用して調製した食品の喫食、喫飲あるいは取扱を避けるよう消費者に勧告する。
 摂取直前に液体窒素を添加して調製する食品及び飲料は、ショッピングモール、フードコート、キオスク、州や地方の見本市、食品小売店等で販売されている可能性がある。これらの製品には、カラフルなシリアルやチーズパフ等に液体窒素を注入し、霧状あるいは煙のような蒸気を放出させるもの等がある。同様に、アルコール飲料及びノンアルコール飲料を液体窒素で調製し、霧を放出させるものがある。
 FDAは、食品や飲料中に残存する液体窒素に起因する皮膚や内臓器官の損傷など、重度の、場合によっては生命を脅かすような傷害を認識している。また、消費直前に添加した液体窒素によって放出される蒸気を吸入した後に呼吸困難を発症したとの報告がある。摂取直前に液体窒素を添加して調製された製品の取扱又は喫食では、液体窒素が完全に蒸発した後でも食品が極低温になっているため、傷害が発生している。
 一般に、販売の前及び摂取前に液体窒素で処理された他の食品、例えば冷凍菓子は、消費者に届く前に液体窒素は完全に蒸発しており、もはや極低温ではなく、したがって、重大な傷害のリスクをもたらすことはない。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) 米国食品医薬品庁(FDA)
URL https://www.fda.gov/Food/RecallsOutbreaksEmergencies/SafetyAlertsAdvisories/ucm618058.htm
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