食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05000070301
タイトル レビュー紹介:「母乳及び調製粉乳中の環境中化学物質類:ばく露量及びリスク評価の意味合い」
資料日付 2018年9月6日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Environmental Health Perspectives(9月6日電子版)に掲載されたレビュー「母乳及び調製粉乳中の環境中化学物質類:ばく露量及びリスク評価の意味合い(Environmental Chemicals in Breast Milk and Formula: Exposure and Risk Assessment Implications)、著者G.M. Lehmann (Office of Research and Development (ORD)
, U.S. Environmental Protection Agency (EPA)
, 米国)ら」の概要は以下のとおり。
 背景:ヒト健康リスク評価法は、近年、小児期におけるばく露と関連するリスクをより正確に推定できるように進歩してきた。しかしながら、母乳及び調製粉乳中の環境中化学物質類への乳幼児のばく露に関連するリスクの予測は、未だに困難な課題として残る。
 目的:今回の研究の目的は、母乳及び調製粉乳中の環境中化学物質類への乳幼児のばく露に関する入手可能な情報をまとめる事であり、リスク評価における乳幼児のばく露並びに健康リスクの可能性の評価する方法について記述し、この種のばく露及び健康リスク情報に基づくリスク評価の向上に必要な研究を特定することである。
 方法:筆者らは、米国のデータに的を絞り母乳及び調製粉乳中の環境中化学物質類のレベルに関する最近の科学文献をレビューした。次に、筆者らは、母乳又は調製粉乳中の化学物質の濃度を定量し、母乳又は調製粉乳由来の摂取量を推定した3つの実施例の科学文献を選んだ。次に、それら科学文献による摂取由来ばく露量の健康リスクの可能性を、利用可能な健康リスクベンチマークとの比較により評価した。筆者らは、この重要なばく露経路における乳幼児の健康リスクの可能性の評価を向上させるために必要なアプローチの領域を特定した。
 考察:母乳及び調製粉乳中の化学物質の測定は、生後間もない時期の摂食由来の環境中化学物質類へのばく露評価に不可欠である。また、リスク評価は、乳幼児期の活発で混乱(disruption)にさらされる事が知られている発育過程における化学物質へのばく露の影響調査の研究並びに乳幼児期に限られるばく露-反応データの分析によって情報が提供される可能性がある。
 結論:母乳及び調製粉乳中の環境中化学物質類への乳幼児のばく露を評価するための並びに母乳及び調製粉乳中の化学物質のリスク評価を向上させる、より良くデザインされた研究が必要である。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) Environmental Health Perspectives
URL https://ehp.niehs.nih.gov/doi/pdf/10.1289/EHP1953
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