食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04990280149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、有効成分フロルピラウキシフェン(誘導体フロルピラウキシフェン-ベンジルで評価)の農薬リスク評価のピアレビューの結論を公表
資料日付 2018年8月6日
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概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は8月6日、有効成分フロルピラウキシフェン(florpyrauxifen)(誘導体フロルピラウキシフェン-ベンジルで評価)(variant assessed florpyrauxifen-benzyl)の農薬リスク評価のピアレビューの結論(2018年6月29日承認、21ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2018.5378)を発表した。概要は以下のとおり。
 2016年新たな有効成分フロルピラウキシフェン-ベンジルの認可申請が提出された。
 本報告書の結論は、フロルピラウキシフェン-ベンジルのイネの除草剤としての代表的な使用の評価に基づいている。提出されたデータによれば、代表的な用法に従ったフロルピラウキシフェン-ベンジルの用法は、標的の雑草に対する除草剤として十分に有効である。特定、物理的/化学的性質及び分析手法に係る部分ではデータギャップは特定されなかった。
 ほ乳類毒性の領域に関して、雄のラットに観察された乳腺腫瘍に関連する内分泌の媒介する作用機序に対処するためのデータギャップが特定された。フロルピラウキシフェン-ベンジルの内分泌かく乱の可能性の評価が最終化できなかった。
 残留物の領域では、2つのデータギャップが特定された。1つは花粉及びハチ類の食品における残留物の大きさ、もう1つは魚の代謝試験である。消費者リスク評価に関しては、植物の残留物定義に係る最終決定待ちであるが、消費者の大きな摂取は考えられず、理論上最大一日摂取量(TMDI)は許容一日摂取量(ADI)の0.01%以下であるため、消費者リスクは低いと考えられる。
 環境運命及び行動に関して入手可能なデータは、義務となっている代表的な使用の欧州連合(EU)での環境ばく露評価を実施するのに十分である。しかしながらデータギャップが特定された。その理由は、ベンジルアルコール(X195023)及び安息香酸(X194873)のために、表層水の予測環境濃度(PEC)を計算するのに使用される物質の性質が二次文献あるいは一次文献の情報で支持されているが、それらの文献が提出書類に含まれていないためこれらのPEC量が不確かであるためである。
 パラメトリックな飲用水基準値0.1μg/Lを超える代謝物X11966341による地下水ばく露の可能性が示唆されたが、地下水の濃度が0.75μg/L未満でヒトの食品マトリックスにおけるX11966341の定量可能な残留物が予想されない状況では、X11966341は関連する地下水の代謝物とは考えられないことを示唆する十分な毒性学的情報が提供された。
 生態毒性の領域では、すべての非対象グループに対して低リスクが結論付けられた。しかし水生及び陸上の非対象植物への低リスクを証明するには緩和措置が必要である。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5378
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