食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04971250294
タイトル 世界保健機関(WHO)、コーデックス委員会(Codex)第41回総会での合意に関して公表(7月3日採択2/2)
資料日付 2018年7月3日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は7月3日、コーデックス委員会(Codex)第41回総会(6月2日~6日、ローマ)での合意に関して公表した。概要は以下のとおり。
7月3日‐採択された決定(2/2)
4.合意 - 食品における農薬の最大残留基準値
 Codexは、様々な食品及び飼料における、26種類以上の農薬についての最大残留基準値を採択した。農薬は、昆虫、雑草及びその他の有害生物を防除して、作物に被害を与えないようにするために使用される化学物質である。最良規範(best practices)に従って使用したとしても、食品中に低レベルの残留農薬が残存する可能性がある。
 最大基準値は、残留農薬が人々の健康を害さないことの保証を目的とし、FAO/WHO 合同残留農薬専門家会議(JMPR)のリスク評価に基づいている。
5.合意 - 動物製品における動物用医薬品の最大残留基準値:ゲンチアナバイオレット、アモキシシリン、アンピシリン、ルフェヌロン及びモネパンテル
 Codexは、食料生産動物で使用されることがある様々な薬剤に対して最大残留基準値を採用している。この決定は、JECFAの評価に基づいて行われた。JECFAは、抗菌性動物用医薬品として使用される薬剤ゲンチアナバイオレットについて、健康上の懸念を提起し、安全なばく露レベルを規定することはできなかった。
 この結論を考慮して、Codexは、消費者へのリスクを回避するための、食品中のゲンチアナバイオレット或いはその代謝産物の残留についての安全かつ許容可能なレベルは存在しないと理解した。この理由から、管轄当局は食品におけるゲンチアナバイオレットの残留を防がなければならない。
 以下の動物用医薬品について最大残留基準値(MRL)が設定された。アモキシシリン(魚類に使用される抗生物質、MRL:50μg/kg)、アンピシリン(魚類に使用される抗生物質、MRL:50μg/kg)、ルフェヌロン (サケ及びマスに使用される抗外部寄生虫剤、MRL:1350μg/kg)及びモネパンテル(牛の寄生虫の治療に使用さる、MRL:脂肪7000μg/kg、腎臓1
,000μg/kg、2
,000μg /kg、筋肉300μg/kg)。
6.合意 ? 包装表面への栄養表示及び日付表示に関するCodex規格の改訂に関する新たな作業
 Codexは、消費者に簡便な栄養情報を提供して、より健康的な食品選択の確認を可能にする一方、食品取引に不必要な障害を引き起こさないようにするためのガイドラインを作成する新しい作業を行うことに同意した。この情報が記載された食品の表示は、肥満及びいくつかの慢性非伝染性疾患の発生率上昇を抑えるのに役立つ重要なツールである。Codexはまた、包装済み食品の表示に関する一般規格を改訂し、日付の記載及び保存に関する指示を改善した。
 製造日、包装日、賞味期限(best before)、消費期限(use-by)或いは有効期限(expiration)を示す日付記載は、消費者に信頼できる情報を提供し、食品の安全性を保証するだけでなく、食品廃棄物の防止に役立つ。この改訂により、日付記載が更新され、用語がより明確となった。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL http://www.who.int/foodsafety/areas_work/food-standard/CAC41/en/
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