食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04970920164
タイトル オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、封鎖された環境で遺伝子ドライブを使用した生物のリスク評価方法に関する報告書を公表
資料日付 2018年6月29日
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概要(記事)  オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は6月29日、封鎖された環境で遺伝子ドライブを使用した生物のリスク評価方法に関する報告書を公表した。
 遺伝子ドライブは、自然発生的に起こり得るか、又は遺伝子改変によって実験室で作製され得る。 ここで調査された遺伝子ドライブの使用は、後者の形態を指す。 大部分の開発はまだ研究開発段階にあり、実際に使用されるまでには数年かかると考えられる。 その間に、研究所や動物センター(封鎖された環境下)で遺伝子ドライブを安全に使用する方法を決定することが重要である。
 2015年RIVMは、これまで実施されてきた封鎖された環境でのリスク評価方法では、ヒト及び環境に対する遺伝子ドライブを使用した生物の有害作用は評価不可能である(又は十分に評価できない)ことを警告した。
 RIVMは、遺伝子ドライブの応用技術の分野において科学的進展と適切に連携していくことの重要性を強調する。国境を越えて波及する効果がある可能性を考えると、遺伝子ドライブの封鎖された環境での使用のリスク評価に関して国際レベル及び欧州レベルで議論を開始する必要がある。そのためにRIVMは英国、ベルギー、ドイツの研究機関と協力している。
 2016年7月の遺伝子組換え生物(GMO)規制の法改正において、インフラ・水管理省は遺伝子ドライブを使用した全ての応用技術に許可が必要であると定めた。この規制には、ヒト及び環境へのリスクが無視できる場合は、このリスク評価を用いて遺伝子ドライブ技術を許可する柔軟性がある。
注)遺伝子ドライブは、ある種の遺伝子が自然発生よりも高い割合で子孫に受け継がれる現象を指す。マウスを含む数種の動物で自然発生し、致死や不妊の原因となっている。近年、CRISPER-Cas9遺伝子編集技術により、人工的に遺伝子ドライブを発生させ、標的遺伝子をヘテロ接合型からホモ接合型に変換することが可能となった。
地域 欧州
国・地方 オランダ
情報源(公的機関) オランダ/公衆衛生・環境保護研究所(RIVM)
情報源(報道) オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)
URL https://www.rivm.nl/dsresource?objectid=006998e6-ca97-43fb-ad3f-ea73e423c851&type=pdf&disposition=inline
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