食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04970860508 |
タイトル | スペインバスク州食品安全機関(ELIKA)、ギプスコア県における疫学的監視報告書2017年を公表 |
資料日付 | 2018年6月28日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | スペインバスク州食品安全機関(ELIKA)は6月28日、バスク州ギプスコア県における疫学的監視報告書2017年を公表した。概要は以下の通り。 1. 増加したもの (1) カンピロバクター症 報告された分離株数は980株(報告書11頁のtabla2.2.より)で、2016年(946株)から微増した。2007年以降依然として高く、季節を通して安定している。61%が男性、39%が女性(性比1.57)、また59%が14歳未満で、このうち65%が5歳未満であった。 汚染された食品では鶏肉及び七面鳥肉が多く、ヒトのカンピロバクター感染症の20~30%は鶏肉の取り扱い・調理・喫食、50~80%は宿主としての家きんに起因するとみられる。 (2) ノロウイルス感染症 同年のサルモネラ属菌、カンピロバクター及びロタウイルスの分離株数を超える992株が報告された。集団発生は10件報告され(2016年は5件)、多くは高齢者施設で発生した。 (3) A型肝炎 10万人あたり7.33人に相当する、52人が報告された。 2. 減少したもの (1) 腸管出血性大腸菌感染症 分離株18株が報告され(2016年は22件)、O111であった1株以外は全て腸管出血性大腸菌血清型O157:H7と同定された。ギプスコア県内で発生した17人のうち9人が男性、8人が女性で、中央年齢は12歳(年齢の範囲:1~90歳)であった。 (2) リステリア症 8人が報告され(2016年は13人)、そのうち7人が女性、1人は男性、中央年齢50歳(年齢の範囲:0~85歳)であった。 (3) サルモネラ症 分離株214株が報告され、最近14年の間、減少傾向が続いている。42%が男性で、年齢範囲は8か月~93歳であった。 (4) エルシニア症 孤発例24人が報告された(2016年は30人)。半数が男性、中央年齢8歳(年齢の範囲:1~60歳)で、62%は14歳未満であった。 3. 集団食中毒 2017年に水・食品が原因とみられる集団食中毒は8件報告された。患者は339人で、うち4人が入院を要した。これらの患者の76%がノロウイルスによる集団食中毒であった。 8件の集団食中毒のうち6件で病原体が特定された。3件はノロウイルス(うち1件は給水を媒介として感染)、1件は黄色ブドウ球菌毒素(媒介食品はチーズ)、1件はカンピロバクター・ジェジュニ(媒介食品は鶏肉(疑い))、また、飲食施設1か所において毒キノコ(Boletus satanas)の喫食による集団食中毒が1件発生した。 当該報告書(スペイン語、113ページ)は以下のURLから入手可能。 http://www.osakidetza.euskadi.eus/contenidos/informacion/memorias_epidemiologica/es_def/adjuntos/2017/gipuzkoa-memoria-epidemiologia-2017-es.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | スペイン |
情報源(公的機関) | スペインバスク州食品安全機関(ELIKA) |
情報源(報道) | スペインバスク州食品安全機関(ELIKA) |
URL | https://riesgos.elika.eus/enfermedades-transmitidas-por-alimentos-y-zoonosis-en-gipuzkoa-2017/ |
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本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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