食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04900360104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、生乳(未殺菌乳)について注意喚起及びQ&Aを公表
資料日付 2018年2月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は2月20日、生乳(未殺菌乳)について注意喚起及びQ&Aを公表した。概要は以下のとおり。
 健康によい効果があると信じて生乳を飲むことを考えている場合は、他の選択肢も検討すること。生乳には、細菌、ウイルス、寄生虫等の有害な微生物が含まれていることがある。これら微生物により、重い病気になったり、死に至ることもある。
 生乳とは、そこに含まれる可能性のある有害微生物の殺菌処理がされていない(設定された時間、特定の温度に加熱されていない)動物の乳である。これら微生物は、通常、乳の外観、味或いは匂いを変えないので、殺菌処理はあなたが摂取しようとする乳が安全であることを確認する最善の方法である。
1.生乳についてのQ&A
(1)生乳が私や家族に危害を与えることがあるのか?
 生乳に含まれる有害微生物によって発病したり、場合によっては死亡することがある。
(2)生乳を飲んだり、チーズ、アイスクリーム、ヨーグルト等の生乳製品を食べたりすることで病気になる可能性が高いのは誰か?
 発病しやすいのは、小児、高齢者、妊婦、免疫機能の低下している人である。
(3)乳や乳製品から病気になる可能性を低くするためにできることは?
 殺菌された乳製品を選ぶことである。
(4)生や自然の食品は加工食品より優れているか?
 加工が少ない、又は加工していない食品が健康に良いと信じている人達がいる。しかし、加工方法の中には健康保護のために必要なものがある。
(5)有用細菌の良き供給源となるものは何か?
 生乳を飲むことが有用細菌の良き供給源と信じているならば、代わりにそれによって発病することも考えなくてはならない。殺菌された発酵食品を選択することである。
(6)動物が健康、清潔で、牧草で飼育されている場合や、乳を集める際に乳製品が特に注意深く清潔に扱われている場合でも、生乳や生乳製品が原因で病気になることがあるのか?
 健康な動物でもヒトが発病する微生物を保有していることがある。
(7)酪農家が生乳中の病原体検査を行っていても、安全ではないのか?
 生乳中に病原体が検出されなかった検査結果が、生乳を飲んで安全という保証にはならない。
2.生乳に関連する集団感染症についてのQ&A
(1)生乳に関連した集団感染症はどのくらいあるのか?
 2007~2016年に生乳に関連した144件の集団感染症が32州から報告されている。
(2)生乳に関連した集団感染症の多くはどこで起っているか?
 飲用の生乳が合法的に販売されている州において、生乳に関連した集団感染症の発生がより多く発生している。
(3)生乳及び生乳製品の集団感染症によって影響を受けるのはどのような人が多いか?
 2007~2016年の報告では、生乳及び生乳製品による集団感染症の46%において少なくとも1人の5歳未満の小児患者が含まれている。これらの集団感染症のうち、サルモネラ属菌によるものの19%、志賀毒素産生性大腸菌(O157など)によるものの15%が1~4歳の小児で起きている。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/features/RawMilk/index.html
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。