食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04900210149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)及び 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、冷凍とうもろこしに関連するとみられるリステリア・モノサイトゲネス血清群IVb、MLST6による複数国にわたる集団感染症に関する合同緊急リスク評価書を公表
資料日付 2018(平成30)年3月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)及び 欧州疾病予防管理センター(ECDC)は3月22日、冷凍とうもろこしに関連するとみられるリステリア・モノサイトゲネス血清群IVb、MLST6による複数国にわたる集団感染症に関する合同緊急リスク評価書を公表した(18ページ、2018年3月22日承認)。
 2015年以降、欧州連合(EU)加盟国5か国(オーストリア、デンマーク、フィンランド、スウェーデン及び英国)で、冷凍とうもろこしに関連するとみられる全ゲノムシークエンス解析(WGS)によって定義された侵襲性Listeria monocytogenes集団感染症が発生している。2018年3月8日現在、32症例が報告され、6人が感染症により又は感染が原因で死亡している。
 2016年から2018年1月までにオーストリア、フィンランド、フランス及びスウェーデンで検出されたL. monocytogenesのヒト以外の分離株6株のWGS解析から、これらの分離株が複数国でのL. monocytogenes血清群IVb 多座塩基配列型(MLST)6(ST6)のクラスター(感染小集団)と遺伝的に近縁であることが明らかになった。これらのヒト以外の分離株が検出されたのは、冷凍ミックス野菜の異なる2検体、冷凍とうもろこし3検体及びいろいろな野菜が加工された場所の表面の1検体からであった。ヒト以外の検体の中で唯一共通した食品は、とうもろこしであった。
 WGS解析によって、ヒト及びヒト以外の分離株間に強い微生物学的関連性があることが示され、少なくとも2016年以降、フードチェーンにおいて冷凍とうもろこしに関連する食品汚染源が持続していた可能性が示唆された。冷凍とうもろこし3検体のトレーサビリティ情報から、ハンガリーで生産・加工されポーランドで包装された冷凍とうもろこしが強く示唆された。オーストリアでのとうもろこしの入った冷凍ミックス野菜の別のヒト以外の分離株2株は、ハンガリーの同一の共通供給源に行き着いた。フードチェーンの汚染点を特定するためには更なる調査が求められる。
 冷凍とうもろこしの摂取がフィンランド1人、スウェーデン1人の2患者で確認された。更に、デンマークの患者の冷凍ミックス野菜の摂取が報告されており、それにはとうもろこしが含まれていた可能性があった。フィンランドの患者は、疑われる1製品の冷凍とうもろこしの摂取が確認されており、集団感染症例と冷凍とうもろこしの疫学的関連性が示唆された。ただ、フィンランド及びスウェーデンの患者が摂取したとうもろこしについては、トレーサビリティ及び微生物学的情報が入手できなかった。
 エストニア、フィンランド、ポーランド及びスウェーデンの食品事業者は、関与した冷凍とうもろこし製品を市場から回収した。これらの措置によって、発生国での感染リスクは著しく低減するであろう。しかし、潜伏期間が長いこと(1~70日)、冷凍とうもろこし製品の保存期間が長いこと、又リコール前に購入した冷凍とうもろこしを消費者がよく加熱せずに食べる可能性があることから、新たな侵襲性リステリア症患者が特定される可能性がある。今後、根本的な汚染源が確定し、管理措置が取られるまでは、新たな症例発生の可能性がある。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/1402e