食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04880630149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、科学的評価における不確実性分析に関するEFSAの手引書の背後にある原則及び方法に関する科学的意見書を公表 (メラミン事例研究 7/13)
資料日付 2018年1月24日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月24日、科学的評価における不確実性分析に関するEFSAの手引書の背後にある原則及び方法に関する科学的意見書(2017年11月15日採択、235ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2018.5122)を公表した。概要は以下のとおり。

4. 附属書A ― メラミン混入の事例研究 (p. 96~108)

A.5.3 信頼性及び不確実性についてのマトリクス (p. 102)

 マトリクスは、信頼性又は不確実性の異なる因子や種類を示す2つの順序尺度を、信頼性又は不確実性を総合した大きさを示す第3の尺度に組み入れるために用いることができる。

 不確実性分析への寄与の短い要約:「リスク評価の結論は、”低いから中程度”から”中程度から高い”信頼性に依存する」(不確実性分析の出力情報への寄与)。

 これは、評価を裏付ける以下のようなエビデンスのレベル及び専門家の間の合意のレベルの評価に基づくものである。

・エビデンスのレベル(種類、量、質、一貫性):低いから中程度
・専門家の間の合意のレベル:高い
・信頼性のレベル:「低いから中程度」から「中程度から高い」

 各側面は、「低い」、「低いから中程度」、「中程度から高い」、「高い」という4段階で評価された。

 マトリクスに関する更に詳細なことについては、附属書B.3を参照。

A.5.4 NUSAP手法 (p. 102~103)

 NUSAPとは、数値(Numeral)、単位(Unit)、範囲(Spread)、評価(Assessment)、系統(Pedigree)の略である。系統マトリクスには、パラメータや仮定の強さを評価するための4つの順序尺度と、評価の結論へのパラメータや仮定による影響についての1つの順序尺度がある。

 不確実性分析への寄与の短い要約:「検討した3つのパラメータのうち中国製チョコレートの喫食量が、リスク評価の不確実性に最も寄与する」(不確実性分析の出力情報への寄与)

 これは、チョコレートの喫食量は、科学的な説得力が弱い半面、評価の結論に対する影響が大きいことを示す「診断プロット」の解釈に基づくものである。各項目の点数は、5段階の順序尺度による7人の評価者の判断の中央値である。

(グラフは省略)

 NUSAPに関する更に詳細なことについては、附属書B.4を参照。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2018.5122/pdf
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。