食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04880600149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、科学的評価における不確実性分析に関するEFSAの手引書の背後にある原則及び方法に関する科学的意見書を公表 (メラミン事例研究 4/13)
資料日付 2018年1月24日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月24日、科学的評価における不確実性分析に関するEFSAの手引書の背後にある原則及び方法に関する科学的意見書(2017年11月15日採択、235ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2018.5122)を公表した。概要は以下のとおり。

4. 附属書A ― メラミン混入の事例研究 (p. 96~108)

A.3この事例研究で用いる評価の論点の明確化 (p. 97~98)

 また、このばく露した人口集団(訳注:チョコレート喫食量の多い欧州小児群)の特定のパーセンタイル値について、2番目の論点を明確化した。この論点は、確率論の使用によって(probabilistically) 変動性(ばらつき)と不確実性の両方を定量化する複数の手法の運用性を例証するために追加された。2番目の論点を以下のように明確化した。即ち、メラミンが混入した中国製粉乳の含有チョコレートの喫食に由来するメラミンへの、欧州小児のばく露量の95パーセンタイル値は、関連する健康影響に基づく指標値を超えるか、もし超える場合は、どの程度か、である。1番目の論点への解答によって懸念が生じた場合には、この論点は、意思決定者の関心事になる可能性がある。

A.4 不確実性の因子の特定 (p. 98)

 不確実性の潜在的な因子について、EFSAのリスク評価(2008年)の各部分を考察した。以下の表A.1及び表A.2は、本意見書の事例研究において特定され、手引書のセクション8の表1及び表2において一覧表示されている不確実性のタイプにどのように関連しているかを示すために番号がつけられた不確実性の因子を一覧表示している。

A.5 附属書Bで記述されている各手法による出力情報例 (p. 98~99)

 表A.3及びそれに続くサブセクションでは、各手法が不確実性分析にどのように寄与するかについて短い概要を示し、メラミン事例研究の各実例で説明する。分析のための入力情報を提供する手法(表A.3内の斜体文字で表示)もあれば、出力情報に寄与する手法(同表内の引用符” ”で表示)もある。

 各サブセクションは、(1)各手法の原理の短い説明、(2)不確実分析に対する各手法の寄与の短い説明で始まる。手法の出力情報が不確実性分析の出力情報に寄与する場合は、意思決定者への伝達事項の一部として使用することができる要約形式で表す。手法の出力情報が、不確実性分析の他の部分の入力情報 (例えば、評価の入力情報の分布)になる場合は、それについて簡単に説明する。様々な手法により可能になる寄与の種類を概説するため、表A.3の中で短い概要を示す。

 表A.3に続くサブセクションにも、概要説明の根拠となる限定的な評価の出力情報(意思決定者が求めた場合に、基礎的な評価から得た初期レベルの詳細情報として提供することができるもの等)が含まれる。(訳注:各手法の)出力情報がどのように導き出されたかについて、より詳細な情報を附属書Bの各セクションで示し、また、定量的手法を用いて使われたメラミンのばく露量モデルを附属書Cで説明する。

 表A.2に記載されている全ての手法を単一の評価で用いることは考えにくいが、同一評価に影響を及ぼす不確実性の様々な因子に対処するため、2種類又は2種類以上の手法を組み合わせたものを使用することが一般的になる、と留意することが重要である。全体的な不確実性を特徴づけるために様々な手法をどのように組み合わせることができるかについての更なる説明は、本文のセクション11.4及び14を参照されたい。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2018.5122/pdf
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