食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04880220104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、クラトムに関連した複数州におけるサルモネラ集団感染症に関する情報を公表
資料日付 2018年2月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は2月20日、クラトム(Kratom)※に関連した複数州におけるサルモネラ集団感染症に関する情報を公表した。概要は以下のとおり。
1.CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局、並びに米国食品医薬品庁(FDA)は、複数州におけるSalmonella I 4
,[5]
,12:b:-の集団感染症に関して調査を行っている。
2.現時点でクラトムがサルモネラ属菌に汚染されている可能性があるため、いかなる形態であれクラトムを摂取しないよう、CDC は勧告する。
・CDCの勧告は、更なる情報が入手され次第、変更となる可能性がある。
・クラトムはThang、Kakuam、Thom、Ketom、Biakとも呼ばれる。
・クラトムは、その興奮作用のため、又オピオイド代用品として摂取されている植物である。
3.疫学的証拠によると、クラトムがこの複数州における集団感染の感染源となっている可能性が高い。
・当該集団感染の患者は、錠剤、粉末剤或いは茶の形でクラトムを摂取していると報告している。
・現時点では、クラトム製品の共通するブランド或いは供給元は特定されていない。
・サルモネラ属菌に汚染されたクラトムの共通供給源が特定されていないため、CDCはいかなる形態のクラトムも摂取しないよう勧告している。
4.Salmonella I 4
,[5]
,12:b:-の集団感染株の感染者28人が、20州から報告されている。
・発症日は2017年10月13日から2018年1月30日まで、患者は6~67歳、年齢中央値は41歳、16人が男性である。
・11人が入院、死亡の報告はない。
5.この調査は進行中である。CDCは更なる情報が入手され次第、最新情報を公表する。
 本件に関するFDAの情報は以下のURLから入手可能。
https://www.fda.gov/Food/NewsEvents/ConstituentUpdates/ucm597415.htm
※訳注:クラトム(別名:アヘンボク、学名:Mitragyna speciosa)は、タイ、マレーシア、インドネシア、パプアニューギニアに自生する植物。痛みやうつの改善など様々な効果を謳って販売されている。また、麻薬の代用や、禁断症状の治療目的で用いられている場合がある。わが国では平成28年3月に当該植物種が指定薬物に指定されている。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/salmonella/kratom-02-18/index.html
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