食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04860770373
タイトル スペインカタルーニャ州食品安全機関(ACSA)、報告書「食品中の微量元素 カタルーニャ州におけるトータルダイエットスタディ」でストロンチウムの状況を公表
資料日付 2017年12月7日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  スペインカタルーニャ州食品安全機関(ACSA)は2017年12月7日、報告書「食品中の微量元素 カタルーニャ州におけるトータルダイエットスタディ」でストロンチウムの状況を公表した。概要は以下のとおり。
第15章 ストロンチウム
(1) ストロンチウム(Sr)は環境中、主に岩や土壌中に天然に存在する元素である。天然に存在する同位体のSr84、Sr86、Sr87、Sr88は放射性ではない。一方、産業において生成される12種の同位体は放射性特性を有することがあり、このうち核爆発に由来するSr90は、原子炉や医学的処置及び検査等で管理された量で使用されている。
(2) Sr含有量が最も高い食品群は魚介類(5.27μg/g生鮮重量)、次いで乳製品(3.90μg/g生鮮重量)で、具体的には二枚貝(21.70μg/g生鮮重量)、タイプⅡのチーズ(訳注:半熟成チーズ(14~60日間熟成))(11.52μg/g生鮮重量)が高かった。
(3) 成人男性(20~65歳)の喫食を介したSrの推定摂取量は2
,033μg/日、最も寄与する食品は野菜類(500.6μg/日)、パン及び穀類(430.0μg/日)であった。
(4) Srの推定一日摂取量が最も高い人口集団は65歳以上男性(2
,150μg/日)、次いで成人男性(2
,033μg/日)、成人女性(1
,975μg/日)であった。
(5) いかなる人口集団(成人男性:29.05μg/kg体重/日~小児(4歳~9歳):79.34μg/kg体重/日)も、世界保健機関(WHO)の設定した耐容一日摂取量(TDI)130μg/kg体重/日)を超えない。このことから、喫食を介したSr(非放射性同位体に関して)の摂取は健康にいかなるリスクも呈さないと結論付けられる。
(訳注:ACSAに確認したところ、Srの化学種解析は行っていない為、同位体は同定されておらず、結果は総ストロンチウムを示す。)
地域 欧州
国・地方 スペイン
情報源(公的機関) スペインカタルーニャ州食品安全機関(ACSA)
情報源(報道) スペインカタルーニャ州食品安全機関(ACSA)
URL http://acsa.gencat.cat/web/.content/Documents/eines_i_recursos/Elementos-traza-en-los-alimentos.-Estudio-de-dieta-total-en-Cataluna.-2015_17.pdf
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