食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04860480492
タイトル 台湾衛生福利部疾病管制署、80代の男性がリステリア症に罹患した旨公表
資料日付 2018年1月16日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  台湾衛生福利部疾病管制署は1月16日、80代の男性がリステリア症に罹患した旨公表し、手及び食事の衛生に注意するよう市民に注意喚起した。
 本症例は台湾においてリステリア症が法定感染症に指定されて以降、一例目となる確定症例である。患者は中部に住む80歳すぎの男性で、昨年12月下旬に発熱、嘔吐の症状を呈し医療機関を受診した。その後、意識不明となり、検査の結果リステリア症と確定診断された。現在、徐々に快方に向かっており、入院治療を受けている。
 患者は脳卒中の病歴があり、最近の旅行歴はなく、通常は3食とも主に自宅で加熱調理された食品を摂っているが、発症前に生魚を塩漬けにした自家製瓶詰(訳注:又は缶詰)を喫食していた。可能性のある感染源はまだ特定されていない。
 同署の過去のモニタリング資料によると、リステリア症の患者は主に65歳以上で、次いで45歳から64歳までの集団が多かった。また少数の母子での垂直感染事例があった。リステリア症のモニタリング及び予防を強化するため、台湾は今年1月1日にリステリア症を第4類法定感染症に分類した。
 リステリア症は主に汚染された食品を通して感染する。台湾ではこれまでに包装済みRTE(Ready to eat)肉製品から当該菌が検出されている。また、刺身も高リスク食品である。リステリア・モノサイトゲネスは4℃という条件下でも増殖し続けることができ、72℃以上に加熱しなければ死滅しない。このため、最も重要な予防法は、手及び食事の衛生をしっかりと保つことである。市民は日常生活において生食を避けるべきで、牛肉・豚肉・家きん肉・魚・野菜は十分に加熱調理し、生のものと加熱調理したものには別々の器具を使用し、交差汚染を避けなければならない。また、生の食材を処理した後は手と器具をよく洗い、未殺菌の生乳や乳製品は食べないようにし、果物はカット後にできるだけ早く食べ、冷蔵で保存期限を過ぎた食品等は食べないようにすべきである。
地域 アジア
国・地方 台湾
情報源(公的機関) 台湾衛生福利部
情報源(報道) 台湾衛生福利部疾病管制署
URL https://www.mohw.gov.tw/cp-3680-39241-1.html
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