食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu04860360207 |
| タイトル | 欧州化学品庁(ECHA)、高懸念物質(SVHC)の候補リストに7物質を新たに追加し、ビスフェノールAの記載事項を更新した旨を公表 |
| 資料日付 | 2018年1月15日 |
| 分類１ | - |
| 分類２ | - |
| 概要（記事） | 欧州化学品庁(ECHA)は1月15日、高懸念物質(SVHC)の候補リストに7物質を新たに追加し、ビスフェノールAの記載事項を更新した旨を公表した。概要は以下のとおり。 ECHAは、加盟国委員会（MSC）の関与を受けたSVHC確認手続きに従い、SVHCの候補リストへの7物質の新たな追加及びビスフェノールA（BPA）の登録更新を行った。認可のためのSVHC候補リストは、現在181物質となった。 BPAは、その内分泌かく乱の特性により環境への悪影響を引き起こしていることを含めるために、追加の理由を反映する登録の更新が行われた。 2018年1月15日の認可の候補リストに追加又は更新された物質とそのSVHC特性は以下のとおり。 1.物質名：4 ,4’-イソプロピリデンジフェノール（ビスフェノールA; BPA）／EC番号：201-245-8／CAS番号：80-05-7／登録の理由：内分泌かく乱性（第57条f環境）／用途例：ポリカーボネートの製造、エポキシ樹脂用硬化剤として、PVCの処理の酸化剤として及び感熱紙製造において使用 2.物質名：クリセン／EC番号：205-923-4／CAS番号：218-01-9／登録の理由：発がん性（第57条a）、PBT（難分解性、生物蓄積性及び有毒性）（第57条d）、vPvB（極難分解性及び高生物蓄積性）（第57条e）／用途例：通常、意図的に生産されるのではなく、むしろ他の物質中の構成成分或いは不純物として生じる 3.物質名：ベンズ[a]アントラセン／EC番号：200-280-6／CAS番号：56-55-3／登録の理由：発がん性（第57a条）、PBT（第57条d）、vPvB（第57条e）／用途例：通常は意図的に生産されるのではなく、むしろ他の物質の構成成分或いは不純物として生じる 4.物質名：硝酸カドミウム／EC番号：233-710-6／CAS番号：10325-94-7／登録の理由：発がん性（第57条a）、変異原性（第57条b）、反復ばく露後の特定標的臓器毒性（第57条fヒトの健康）／用途例：ガラス、磁器及びセラミック製品の製造並びに研究用化学物質中に使用 5.物質名：水酸化カドミウム／EC番号：244-168-5／CAS番号：21041-95-2／登録の理由：発がん性（第57a条）、変異原性（第57b条）、反復ばく露後の特定の標的臓器毒性（第57条fヒトの健康）／用途例：電気、電子及び光学機器の製造、並びに研究用化学物質中に使用 6.物質名：炭酸カドミウム／EC番号：208-168-9／CAS番号：513-78-0／登録の理由：発がん性（第57条a）、 変異原性（第57条b）、反復ばく露後の特定標的臓器毒性（第57条fヒトの健康）／用途例：pH調製剤として、並びに水処理製品、研究用化学物質、化粧品及びパーソナルケア製品中に使用 7.物質名：1 ,6 ,7 ,8 ,9 ,14 ,15 ,16 ,17 ,17 ,18 ,18-ドデカクロロペンタシクロ[12.2.1.1【6 ,9】.0【2 ,13】.0【5 ,10】]オクタデカ-7 ,15-ジエン（Dechlorane Plus 【TM】）（【】内は上付き）／EC番号：-／CAS番号：-／登録の理由：vPvB（第57条e）／用途例：非可塑性難燃剤として使用、接着剤及び封止剤中に、並びに結合剤中に使用 8.物質名：1 ,3 ,4-チアジアゾリジン-2 ,5-ジチオン、ホルムアルデヒド及び4-ヘプチルフェノールの分枝状及び直鎖状の反応生成物（RP-HP）[0.1％w/w以上の、分枝状及び直鎖状の4-ヘプチルフェノール／EC番号：-／CAS番号：-／登録の理由：内分泌かく乱作用（第57条f環境）／用途例：潤滑剤及びグリース中の潤滑剤添加物として使用される 候補リストは、人の健康或いは環境に重大な影響を及ぼす可能性のある物質のリストである。 候補リストにある物質は、SVHCとも呼ばれ、最終的に認可リストに記載する候補物質である。 認可リストに登録されると、産業界は期日後に物質の使用を継続する許可を申請する必要がある。 企業は、候補リストにその物質が記載されることで法的義務を負うことがある。これらの義務は、リストされた物質、その単体、混合物或いは物品に適用される可能性がある。特に、0.1％（重量/重量）の濃度を超える候補リストを含む物品の供給業者は、サプライチェーン及び消費者に至る顧客に対する情報伝達義務を負っている。加えて、その物質を含む物品の輸入者及び製造者は、ECHAに通知するまでに、候補リストへの記載日（2018年1月15日）から6か月間を有することとなる。これらの義務及び関連するツールに関する情報は、ECHAのウェブサイトで入手可能である。 認可のための候補リストは以下のURLから入手可能。 https://echa.europa.eu/candidate-list-table |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | その他 |
| 情報源（公的機関） | その他 |
| 情報源（報道） | 欧州化学品庁(ECHA) |
| URL | https://www.echa.europa.eu/-/seven-new-substances-added-to-the-candidate-list-entry-for-bisphenol-a-updated-to-reflect-its-endocrine-disrupting-properties-for-the-environment |
（※注）食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要（記事）は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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