食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04860010301 |
タイトル | 論文紹介:「米国の海産物の供給及びメチル水銀へのばく露の10年間の変化」 |
資料日付 | 2018年1月16日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | Environmental Health Perspectives (Vol.126 ,No.1 ,2018年1月)に掲載された論文「米国の海産物の供給及びメチル水銀へのばく露の10年間の変化(Decadal Changes in the Edible Supply of Seafood and Methylmercury Exposure in the United States、著者E.M.Sunderland (Department of Environmental Health , Harvard T.H. Chan School of Public Health , Harvard University ,米国)ら」の概要は以下のとおり。 背景:メチル水銀(MeHg)へのばく露は、神経発達及び循環器系の健康に対する有害な影響と関連している。前回の報告において、MeHgの大部分は、マーケットで流通している魚類由来だが、世界的な供給漁獲海域については十分に理解されていないことが示された。漁獲海域についての情報は、米国の住民における、環境中のMeHgレベルとヒトへのばく露に関連する変化として重要である。 目的:筆者らは、主な海域、沿岸漁業、養殖及び淡水漁業といった米国で摂食される海産物の地理学的な源並びに2000年から2002年及び2010年から2012年間における漁獲海域の変化がMeHgばく露量へ影響したか推定するため、利用可能なデータを使用した。 方法:米国における海産物の漁獲海域及びMeHgばく露量は、国際連合食糧農業機関(FAO)及び米国海洋漁業局(U.S.National Marine Fisheries Service)の米国及び各国からの輸出入データから特定した。 結果:筆者らの分析では、米国の住民のMeHgばく露量の37%は主に国内の沿岸由来、45%は外洋生態系であることが示された。太平洋だけで総MeHg摂取量の半分以上を占めると推定された。養殖及び淡水の漁獲は、総MeHg摂取量の18%を占めると推定された。2000年から2002年及び2010年から2012年間における、海産物の種類及び漁獲海域の変化は、例えばツナの缶詰を敬遠するといった消費者の嗜好の変化、例えばタラの北域への回遊といった世界的な生態系の変化並びに例としてエビ及びサケの養殖の増加を反映していた。 結論:今回の知見では、人為起源の水銀の排出を減らす世界的な行動は、外洋の生態系が米国におけるMeHgばく露の多くを占めるため、米国の海産物を摂食する人々にとって有益となることを示した。しかしながら、筆者らの推定では、国内における措置が、沿岸で漁獲される海産物を摂食する人々にとって最も有益であることを示した。 |
地域 | その他 |
国・地方 | その他 |
情報源(公的機関) | その他 |
情報源(報道) | Environmental Health Perspectives |
URL | https://ehp.niehs.nih.gov/ehp2644/ |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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