食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04810450111
タイトル カナダ食品検査庁(CFIA)、微量要素肥料の許容量に関して産業界向けに通知
資料日付 2017年10月12日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  カナダ食品検査庁(CFIA)は10月12日、微量要素肥料の許容量に関して、産業界向けの通知を公表した。概要は以下のとおり。
1.同庁は、微量要素肥料に関する許容量の再設定に向けて作業中である。当該許容量は今後2年間で段階的に導入される予定である。
 微量要素の欠乏は、植物の成長及び作物の収量に対して有害影響となり得る。しかし、過剰であっても、動植物及び環境に対する有害影響となる場合がある。
 同庁は、微量要素肥料に関して、過剰使用によるリスク低減のための規制を行っている。許容量の設定により、規制対象者に対する透明性がもたらされ、法律順守の検証及び取締が促進され、市場における法律遵守率が改善されると考えられる。
 許容量は、科学的エビデンス及び近代的な製造習慣に基づいており、国際基準に沿っている。
 微量要素を使用した製品には、安全性に関する全ての情報を顧客に提供するために、引き続き英語及びフランス語の表示が義務付けられる予定である。
2.微量要素を含む肥料に関する許容量
2-1.背景
 微量要素(ホウ素、塩素、銅、鉄、マンガン、モリブデン及び亜鉛)は、過剰適用すると動植物及び環境に対する有害影響(慢性及び急性の過剰ばく露リスク)となる場合がある。微量要素は、土壌への蓄積(環境負荷)又は水耕栽培培地への蓄積が考えられる。これらの蓄積が増加すれば、作物による吸収リスクが上昇し、飼料及び食品汚染、動物及びヒトの健康影響並びに長期にわたる環境負荷に繋がる。
2-2.許容量
 微量要素ごとの許容量は、肥料中の最低含有量の幅による。低含有幅の場合は許容量は多く、高含有幅になるに従い許容量は少なくなる。例えば、銅の最低含有量が0.24%の肥料では許容超過割合はその0.077%で、銅の最大許容含有量は0.317%となる。高含有幅の場合、銅の最低含有量が11%の肥料では、許容超過割合はその10%の1.1%となり、銅の最大許容含有量は12.1%となる。
 当該通知の詳細は以下のURLから入手可能。
http://www.inspection.gc.ca/plants/fertilizers/trade-memoranda/t-4-93/eng/1305611387327/1305611547479
地域 北米
国・地方 カナダ
情報源(公的機関) カナダ食品検査庁(CFIA)
情報源(報道) カナダ食品検査庁(CFIA)
URL http://www.inspection.gc.ca/plants/fertilizers/notices-to-industry/2017-10-12/eng/1507638161965/1507638162604
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