食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04810320149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、科学報告書「2016年10月から2017年8月における鳥インフルエンザの概要」を公表
資料日付 2017年10月16日
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概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月16日、科学報告書「2016年10月から2017年8月における鳥インフルエンザの概要」を公表した(101ページ、2017年9月29日承認)。
 2016~2017年にかけて欧州29か国で高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)A(H5N8)が流行し、欧州連合(EU)において家きんでの集団感染件数、地理的拡散及び野鳥の死亡数がこれまでで最大となった。多発的な初期侵入は時間的に、感染した全ての主要な家きん部門に関連していたが、二次的な拡散には国内の水鳥に最も多く関連していた。被害を受けたEU加盟国の大いなる努力によって、家きん類、捕獲鳥類、野鳥類の症例の疫学概要の記録が作成され、各加盟国レベルで執られた措置に関する情報も提供された。データ及びリスク要因分析を活用してリスク管理者に向けた科学に基づく助言を強化するために、家きん集団の構造に関するデータが求められた。加盟国全体で管理活動に関する定義及び管理活動の報告を共通に理解し適用することを促進することが推奨される。継続している集団感染の間に感染家きん類にばく露したヒトは多数いるにも拘らず、ヒトの感染は特定されていない。
 他の大陸での鳥インフルエンザ(AI)の状況の監視の結果、過去にHPAIV A(H5N8)やHPAIV A(H5N1)で起きたのと同じ様に、アジアから西欧州へ越冬地が移ることでHPAIウイルス(HPAIV) A(H5N6)が長距離拡散するリスクの可能性が示された。更に、アフリカでのA(H5N8)及びA(H5N1)におけるHPAIの状況が急速に進化している。国、EU及び地球レベルでの協力体制の強化によって、AI状況の綿密な監視を行い、最終的に防備の強化につながることになる。
 AIVの亜型A(H5N1)、A(H5N6)、A(H7N9)及びA(H9N2)による感染者はEUでは報告されていない。これらのウイルスのヒトへの直接感染は主にアジアやエジプトなど、野鳥や家きん集団が相当数感染している地域からのみ報告されている。ヒトのAIへのばく露事件の収集及び報告を更に改良することが推奨される。
 当該報告書は以下のURLから入手可能。
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2017.5018/pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5018
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