食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04810210149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品接触材料中に使用する[3-(2 ,3-エポキシプロポキシ)プロピル]トリメトキシシランの安全性評価の科学的意見書を公表
資料日付 2017年10月27日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月27日、食品接触材料中に使用する[3-(2
,3-エポキシプロポキシ)プロピル]トリメトキシシラン([3-(2
,3-epoxypropoxy)propyl]trimethoxy silane)の安全性評価の科学的意見書を公表した。概要は以下のとおり。
 EFSAの「食品接触材料、酵素、香料及び加工助剤に関する科学パネル」(CEFパネル)は、ガラス繊維で補強したプラスチックの製造に使用するガラス繊維のサイズ剤の成分としての[3-(2
,3-エポキシプロポキシ)プロピル]トリメトキシシランの安全性評価を取り上げた。
 当該物質は、標準的には最終プラスチック製品中で最大約0.2%まで添加される。最終食品接触製品は、貯蔵庫の温度で長期間の接触又は台所器具といった高温で短時間の接触といった、様々な状況で使用されることを意図している。
 繊維を処理した抽出物中で、当該物質は10μg/kg繊維レベルでも、その加水分解物中でも検出されず、オリゴマーも60μg/kg繊維レベルでも検出されなかった。プラスチック及び意図した使用の状況でのモデル化において、検出下限値に基づき、当該物質の最大移行量が0.05μg/kg食品及び反応生成物の合計が0.15μg/kg食品となる結果を得た。
 CEFパネルは、当該物質が遺伝毒性の可能性を有すると結論付けた。また、これはエポキシ基を持つ幾つかの反応生成物にも当てはまる。しかしながら、たとえ存在するとしても、極めて低いばく露量により、[3-(2
,3-エポキシプロポキシ)プロピル]トリメトキシシランが、あらゆる種類の食品と接触し、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレート、熱硬化性ポリエステル及びエポキシビスフェノールビニルエステルといった低拡散率のプラスチックにガラス繊維を処理するためのサイズ剤の成分として使用するならば安全性の懸念を引き起こさない。加えて、処理したガラス繊維中の残留物は、当該物質に対しては10μg/kgで検出されてはならず、加水分解したモノマー並びに環状のダイマー、トリマー及びテトラマーといったそれぞれの反応生成物に対しては60μg/kgで検出されてはならない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5014
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