食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04810070149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、Pullulanibacillus naganoensis AE-PL株由来の食品用酵素プルラナーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2017年10月25日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月25日、Pullulanibacillus naganoensis AE-PL株由来の食品用酵素プルラナーゼ(pullulanase)の安全性評価に関する科学的意見書(2017年9月19日採択、11ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2017.5009)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 本意見書において検討した食品用酵素は、天野エンザイム株式会社(日本)が非遺伝子組換えPullulanibacillus naganoensis(AE-PL株)を用いて生産したプルラナーゼ(系統名プルラン6-α-グルカノヒドロラーゼ(pullulan 6-a-glucanohydrolase)、酵素番号3.2.1.41)である。食品用酵素プルラナーゼは、グルコースシロップ製造用のデンプンの処理に使用することが意図されている。
2. グルコースシロップ中の全有機固形分(total organic solid: TOS)の残存は、デンプン処理中のろ過及び精製により除去されるため、食事経由ばく露量の評価は実施されなかった。
3. この食品用酵素を用いて行った遺伝毒性試験では、遺伝毒性の可能性は示されなかった。この食品用酵素を用いて行ったげっ歯類における90日間反復経口投与毒性試験により、生物学的関連性がないと考えられる軽微な影響が示された。当該酵素のアミノ酸配列を既知のアレルゲンのアミノ酸配列と比較することによりアレルゲン性を評価した結果、相同性は認められなかった。「食品接触材料、酵素、香料及び加工助剤に関する科学パネル」(CEFパネル)は、この食品用酵素の食事経由摂取量が食物アレルギー反応を誘発する徴候(indications)はないと考えた。
4. グルコースシロップからTOSの残存が除去されることに基づくと、消費者におけるばく露は予見されない。更に、製造工程の安全性、組成データ及び生化学的データにより、P. naganoensis (AE-PL株) 由来の食品酵素プルラナーゼは安全性の懸念を引き起こさないとCEFパネルは結論づけた。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2017.5009/pdf
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