食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04800510508
タイトル スペインバスク州食品安全機関(ELIKA)、アラバ県の疫学的監視報告書2016年を公表
資料日付 2017年10月10日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  スペインバスク州食品安全機関(ELIKA)は10月10日、アラバ県の保健当局による疫学的監視報告書2016年を公表した。概要は以下の通り。
1. 増加したもの
(1) リステリア感染症
 2015年より5人多い7人が報告された。そのうち4人は腫瘍患者、1人は慢性疾患患者であった。
(2) Q熱
 Q熱は14人が報告され、そのうち12人は集団発生に関連していた。2015年は3人、2014人は31人であった。
(3) エルシニア感染症
 報告されたエルシニア・エンテロコリチカ分離株数は19株で、2015年(13株)より増加した。年齢範囲は18か月~54歳であった。
2. 変化の無かったもの
(1) サルモネラ感染症
 分離株数は106株で2015年の103株に近い。Typhimurium(45株)がEnteritidis(38株)より多かった。分離株の37%は10歳未満の者に由来し、年齢範囲は0歳~92歳、平均年齢は27歳であった。
3. 減少したもの
(1) カンピロバクター感染症
 報告されたカンピロバクター分離株数は272株で、2015年(289株)より6%少ない。感染者の57%が10歳未満であった。
(2) ロタウイルス感染症
 65人のロタウイルス感染が確定された。依然として季節性で、発生のピークは4月(18人)である。ピーク時の発生数は2015年(44人)より少ない。
4. 集団食中毒
 2016年には4件、総患者数63人の集団食中毒が報告された。
・発生月:1月、発生場所:保育園、ばく露者数:不明、感染者数:7人、感染媒介物:不明、病原体:サルモネラ属菌
・発生月:7月、発生場所:カフェテリア、ばく露者数:不明、感染者数:4人、感染媒介物:スペイン風オムレツ、病原体:Salmonella Enteritidis
・発生月:7月、発生場所:レストラン、ばく露者数:3人、感染者数:2人、感染媒介物:マグロ、病原体:ヒスタミン
・発生月:7月、発生場所:レストラン、ばく露者数:93人、感染者数:50人、感染媒介物:不明、病原体:ノロウイルス(疑い)
 当該報告書(スペイン語、69ページ)は以下のURLから入手可能。
http://www.osakidetza.euskadi.eus/contenidos/informacion/memorias_epidemiologica/es_def/adjuntos/2016/Memoria%202016%20araba%20cast.pdf
地域 欧州
国・地方 スペイン
情報源(公的機関) スペインバスク州食品安全機関(ELIKA)
情報源(報道) スペインバスク州食品安全機関(ELIKA)
URL http://riesgos.elika.eus/informe-enfermedades-transmision-alimentaria-zoonosis-alava-2016/
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