食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04790450104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)及びテキサス州保健省、テキサスにある乳製品製造販売所からの生乳(未殺菌乳)とブルセラ症の関連についての警告を公表
資料日付 2017年9月15日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)及びテキサス州保健省は9月15日、テキサスにある酪農場の生乳(未殺菌乳)とブルセラ症の関連についての警告を公表した。概要は以下のとおり。
 CDC及びテキサス州保健省は、テキサス州にある乳製品製造販売所の生乳(未殺菌乳)または生乳製品を摂取した消費者は直ちに医療機関を受診する旨、警告した。テキサス州パラダイス市にあるK-Bar酪農場の生乳からブルセラ属菌RB51株が検出された。
 2017年6月1日から8月7日の間に、K-Bar酪農場の生乳(未殺菌乳)又は生乳製品を摂取した消費者は、生涯続く慢性感染症のリスクを避けるべく、抗生物質治療を受けるようにCDCは助言する。ブルセラ症患者は、発熱、発汗、疼痛及び疲労の症状が起こる。治療しなければ、ブルセラ属菌RB51株感染により、長期にわたる関節炎、心疾患、脾臓及び肝臓の肥大のような合併症が起きる。また稀ではあるが髄膜炎のような神経系の障害が生じる。RB51株は、免疫系の低下した人では重症化し、妊娠中の女性は流産となる可能性がある。
 テキサス州の1住民のブルセラ症にK-Bar酪農場の生乳が関連していることがわかった。また、テキサス州在住の1女性の病気はこの酪農場と関連していた。購買記録と疾病報告によると、他にも、テキサス州及び遠くはカリフォルニア州、ノースダコタ州までにも、感染の予防或いは治療のために抗生物質が必要な人がいるとみられる。テキサス州内では、当該酪農場の現地においてのみ、生乳の販売が許可されている。テキサス州保健省によると、K-Bar酪農場は州の乳業法令や規則を順守して営業しており、調査にも完全に協力している。
 CDC及びテキサス州保健省職員は、K-Bar酪農場 の生乳を購入したと分かっている800世帯以上の人々と連絡を試みている。テキサス州は170世帯を追跡しており、CDCは残る672世帯の連絡を試みたが、多くは連絡先情報を得られていない。連絡先情報のある485世帯のうち、CDCは236世帯と連絡をとることができた。236世帯のうち、83%の人が当該牛乳を摂取したことでRB51株にばく露している。
 これまでにCDC及びテキサス州保健省職員が得た報告によると、K-Bar酪農場の牛乳を摂取した人或いはRB51株が原因のブルセラ症と一致する症状のある人は、アラバマ州、アーカンソー州、カリフォルニア州、オハイオ州、ノースダコタ州、テネシー州及びテキサス州の住民である。
 RB51株はブルセラ症の予防や治療に通常用いられる幾つかの抗生物質に耐性である。よって、乳を飲んだ人は、医師にRB51株にばく露したかもしれない旨を伝え、医療提供者にCDCのウェブサイトを参照するように伝えるべきである。
 医師向けの詳しい情報は以下のURLから入手可能。
https://www.cdc.gov/brucellosis/clinicians/rb51-raw-milk.html
 生乳に関する詳しい情報は以下のURLから入手可能。
https://www.cdc.gov/foodsafety/rawmilk/raw-milk-index.html
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/media/releases/2017/p0915-raw-milk-brucella.html
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