食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04790250314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、グリホサートに関する評価書更新版を巡るメディア報道に関連して情報提供
資料日付 2017年9月15日
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分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は9月15日、グリホサートに関する評価書更新版を巡るメディア報道に関連して情報提供を行った(2017年9月15日付け情報提供 No.028/2017)。概要は以下のとおり。
 グリホサートに関する評価書改訂版(Renewal Assessment Report:RAR)に対する問い合わせに関して、BfRは法定手続きについて説明したい。
 メディア報道は、BfRによる評価書は、申請者が提出した認可申請書を写したものだと示唆している。しかし実際は、BfRは申請者が提出すべき法定試験と共に、他の全ての関連する入手可能な論文について、BfRの責任において入念かつ詳細に評価を行った。
 RAR中の分析モニタリング方法、毒性、代謝及び残留に関する評価に係わる部分については、BfRは申請者が提出した全ての試験及び文献について、また、科学雑誌に公表された論文(BfRが調査したもの)に関して、評価を行った。
 欧州連合(EU)の枠組みにおける有効成分の認可法定手続きでは、申請者は試験概要の提出義務を有すると明記されている。
 透明性を保つために、BfRはRARのVol.3の中で、申請者による試験の詳細な記述及び評価に関してまとめた概要も入れた。これらはオリジナルの毒性試験に関するものであるが、BfR独自の批評コメントも付記した(イタリック体)。その結果、読者は個々の試験に関して、BfR及び申請者が至った結論が同じか異なるかを判断できる。
 すなわち、BfRは、これら全ての試験及び刊行物の関連性、科学的な質及び妥当性に関して、独自の独立した評価を法定手続きに則り載せている。申請者が提出したそのままの状態の試験及びBfRが調査した文献に関する、BfRによる独立した健康影響評価はRARのVol.1にある。
 確立された、国際的に認められた、標準的な毒性学的手法を用いて、欧州食品安全機関(EFSA)が独自の評価を行った。その後、これらのオリジナルデータにアクセスしていた世界のリスク評価当局が、現在の知見に基づけばグリホサートは「発がん性を有する」に分類すべきではないとの結論に至った。
 当該リスク評価当局は以下のとおり。
・EFSA並びにEU加盟国の専門家及びリスク評価当局
・米国環境保護庁(EPA)
・カナダ保健省病害虫管理規制局(PMRA)
・オーストラリア農薬・動物用医薬品局(APVMA)
・食品安全委員会(日本)
・ニュージーランド環境保護庁(EPA)
・国際連合食糧農業機関(FAO)/世界保健機関(WHO)合同残留農薬専門家会議(JMPR)
・欧州化学品庁(ECHA)
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cm/349/glyphosate-bfr-has-reviewed-and-assessed-the-original-studies-of-the-applicants-in-depht.pdf
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