食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04730480149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、トウモロコシ(maize)NK603のリスク評価に関する以前のEFSA GMOパネルの結論についての新しい科学論文(Mesnage et al. , 2016)の妥当性に関して公表
資料日付 2017年6月1日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は6月1日、トウモロコシ(maize)NK603のリスク評価に関する以前のEFSA GMOパネルの結論についての新しい科学論文(Mesnage et al.
, 2016)の妥当性に関して公表した。概要は以下のとおり。
 欧州委員会(EC)からの要請を受けて、EFSAは遺伝子組換え(GM)トウモロコシNK603のリスク評価の妥当性を含め、Mesnage et al.(2016)の科学論文を評価した。Mesnage et al.(2016)は、トウモロコシNK603の穀粒のプロテオミクス及びメタボロミクス特性を分析し、それらを対照品種(comparator)として用いた非GMトウモロコシ系統と比較した。加えて、著者はトウモロコシNK603におけるCP4 EPSPSたん白質の発現レベルを定量化した。この分析に基づいて、Mesnage et al.(2016)はトウモロコシNK603が非GMトウモロコシ対照品種と組成上非同等であると結論付けた。EFSAは、実験計画に重大な欠点並びにMesnage et al.(2016)が説明した試験材料の適合性に関する不確実性があると考える。更に著者は分析したエンドポイントの自然的可変性を考慮しなかったので、結果の解釈が不完全である。病原による試験材料の汚染の可能性(potential)並びに関連した試験結果の交絡効果に関する不確実性が残る。Mesnage et al.(2016)の論文は、EFSAのGMOパネルによるトウモロコシNK603に関する以前の結論を無効にするようないかなる新しい情報も明らかにしない。よってEFSAは、トウモロコシNK603に関する以前のリスク評価の結論は有効で適用可能なままであると考える。
 当該論文「An integrated multi-omics analysis of the NK603 Roundup-tolerant GM maize reveals metabolism disturbances caused by the transformation process」は以下のURLより入手可能。
https://www.nature.com/articles/srep37855
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/1249e
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