食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04720550294
タイトル 世界保健機関(WHO)、第70回世界保健総会において議論された「非感染性疾患(NCD)」「化学物質管理」を含む最新情報を公表
資料日付 2017年5月30日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は5月30日、第70回世界保健総会で合意に至った「媒介生物管理」「非感染性疾患(NCD)」「がん」「喫煙管理」「聴覚喪失」「小児肥満」「化学物質管理」「持続可能な開発目標(SDG)」に関する最新情報を公表した。そのうち、NCDと化学物質管理についての合意の概要は以下のとおり。
1.NCD
 代表団は、各国がNCDを予防及び抑制する世界的目的を満たすのに役立つポリシーオプション及び介入の更新セットを承認した。新しいセットは、2013-2020年のNCD予防及び抑制のためのWHOの世界的活動計画にある「ベストバイ(best buy)」と称する16の介入を含む。「ベストバイ」の効果は、最近WHO事務局により再検討及び再確認された。
 タバコ及び加糖飲料(sugar-sweetened beverage)課税、タバコの宣伝禁止、並びに塩分低減のための食品組成変更等、NCD発症リスクを高める要素に対するヒトのばく露を低減する措置に特に焦点が当てられた。管理の向上及びNCD抑制のための介入には、糖尿病及び高血圧のための薬物療法の提供、心臓発作又は脳卒中を起こしたことのある又は心血管事故の高リスクの人々に対するカウンセリング、並びに女性のための子宮頸がん検査がある。
 代表団は、現在進行中のNCD予防及び抑制に関する2018年開催予定の第3回国連総会ハイレベル会合の準備等、NCD課題を前進させるWHOの取り組みを指摘した。
2.化学物質管理
 代表団は、化学物質の健全な管理における保健セクターの関与を強化する新しい指針を承認した。世界的に選定された化学物質へのばく露が原因で毎年130万人が死亡している。しかしながら、多くの国々は未だ必要な規則及びポリシーの枠組み並びに鉛や農薬等の化学物質の健康への影響を評価及び管理する制度的能力が欠如している。保健セクターがより強く関与し、これらの課題に取り組むことが極めて重要であると幅広く合意している。
 持続可能な開発目標(SDGs)は、各国に2030年までに有害化学物質による疾病数及び患者数を低減し、2020年までに化学物質及び廃棄物の管理を改善するよう呼びかけている。今日の指針は、4つの活動分野を強調している:リスク低減、知識とエビデンス、制度的能力、並びにリーダーシップと調整。個々の行動としては、鉛含有のペンキ廃止、化学物質の規制、化学物質の緊急事態と中毒に対応する能力向上、サーベイランス及びモニタリングの強化、並びに化学物質ばく露の健康への影響に関する認識及び啓蒙の向上がある。
 WHOは、指針を実行するよう各国と協力し、2019年の保健総会に進捗状況を報告する。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL http://www.who.int/mediacentre/news/releases/2017/vector-control-ncds-cancer/en/
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