食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04720210149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品接触材料中で使用する1 ,2 ,3 ,4-テトラヒドロナフタレン-2 ,6-ジカルボン酸ジメチルの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2017年5月24日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は5月24日、食品接触材料中で使用する1
,2
,3
,4-テトラヒドロナフタレン-2
,6-ジカルボン酸ジメチルの安全性評価に関する科学的意見書を公表した。概要は以下のとおり。
 EFSAの「食品接触材料、酵素、香料及び加工助剤に関する科学パネル」(CEFパネル)は、ポリエステル層製造のためコモノマーとして使用する1
,2
,3
,4-テトラヒドロナフタレン-2
,6-ジカルボン酸ジメチル(TDCM)の安全性評価を取り上げた。ポリエステル層は、直接食品と接触することを意図していない。多層からなる最終製品は、水分を含む、酸性の少量のアルコールを含んだ食品を包装することを意図している。接触条件は、室温で長期間保存した後の滅菌(sterilization)を含む。中間層のポリエステル及び多層からなる製品の製造工程中におけるTDCMの熱分解は予想されない。ポリエステル層からの当該物質の総移行量は、最大で0.032mg/kg食品と算出された。
 CFEパネルは、3種類のin vitro遺伝毒性試験に基づき、遺伝毒性に対する懸念は引き起こさないと見なした。ポリプロピレン層側を試験すると、移行したTDCMに関連したオリゴマー、それらの酸化物及び別の関連した反応生成物が特定された。主な成分はTDCMダイマーであった。シクロオレフィン側を試験すると、TDCMに関連した物質の移行は見られなかった。
 CEFパネルは、コモノマーに遺伝毒性がないこと、オリゴマーのエステルとしての性質及び(定量的)構造活性相関解析に基づき、オリゴマー、それらの酸化物及び別のTDCMに関連した反応生成物について遺伝毒性を示すものはないと見なした。
 CEFパネルは、当該物質が、欧州連合(EU)規則10/2011において設定された模擬物質A、B、C及びD1によるシミュレーションで、食品と接触する多層のうち、食品と接触しない内側の層で使用することを意図したポリエステル層製造で、コモノマーとして使用するならば、消費者に安全性の懸念はないと結論付けた。当該物質並びに環状及び開環状のダイマーの合計の移行量は、0.05mg/kg食品を超えてはならない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4840
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。