食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04720200149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品接触材料中で使用する2 ,4-ビス(1 ,1-ジメチルプロピル)フェニル及び4-(1 ,1-ジメチルプロピル)フェニルと混合したリン酸トリエステルの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2017年5月24日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は5月24日、食品接触材料中で使用する2
,4-ビス(1
,1-ジメチルプロピル)フェニル及び4-(1
,1-ジメチルプロピル)フェニルと混合したリン酸トリエステルの安全性評価に関する科学的意見書を公表した。概要は以下のとおり。
 EFSAの「食品接触材料、酵素、香料及び加工助剤に関する科学パネル」(CEFパネル)は、2
,4-ビス(1
,1-ジメチルプロピル)フェニル及び4-(1
,1-ジメチルプロピル)フェニルと混合したリン酸トリエステルを取り上げた。当該物質は、2011年にCEFパネルにより評価され、不純物及び加水分解物である2
,4-ジ-tert-アミルフェノールが2015年にCEFパネルにより再評価された。
 今回の申請では、申請者は当該物質の特定移行限度値の増加、即ち、現在設定されている5mg/kg食品から10mg/kg食品への増加を要請し、新しい毒性学的データを提供した。酸化物に関する3種類のin vitro変異原性試験の知見は、2011年の当該物質及びその酸化物には遺伝毒性が無いという結論を裏付けた。
 当該物質の新しいトキシコキネティクス研究は、当該物質が蓄積の懸念を引き起こさないとする2011年の評価書の意見を裏付ける。鶏において神経毒性を引き起こさないと見なされ、化学構造的に関連する化学物質である亜リン酸トリス(2
,4-ジ-tert-ブチルフェニル)の新しい遅発性神経毒性試験の結果は、2011年のCEFパネルの当該物質が神経毒性の懸念を示さないという結論を裏付ける。当該物質の新しい2世代生殖毒性試験及び出生前発生毒性試験、当該物質それ自身の2011年に提出したものを仕上げる当該物質の酸化物の新しい亜慢性毒性試験並びに化学構造的に関連した物質の2年経口毒性試験から、最も低い無毒性量(NOAEL)は、2年経口毒性試験からの58~147mg/kg体重/日であった。
 要請された移行限度値の増加と比較すると、これは348の許容できる安全マージンをもたらす。従って、CEFパネルは、当該物質の特定移行限度値を5 mg/kg食品から10mg/kg食品への増加が消費者にとって安全性の懸念にならないと結論付けた。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4841
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