食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04640380164
タイトル オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、欧州のサルモネラ属菌のアウトブレイクは解決したとみられると発表
資料日付 2017年1月20日
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概要(記事)  オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は1月20日、欧州のサルモネラ属菌のアウトブレイクは解決したとみられると発表した。
 2015年以降欧州でSalmonella enteritidisのアウトブレイクが続いている。オランダでは2016年5月より発生している。170人以上のオランダ人が感染した。オランダ食品・消費者製品安全局(NVWA)、RIVM、オランダ卵規制当局(NCAE)、様々な地方公衆衛生当局は一致して、全ての症例はポーランドの少数の採卵鶏業者の汚染卵が原因であると確定した。ここ数週間、オランダでは新たな患者は登録されていない。従って欧州のサルモネラ属菌のアウトブレイクは、総計約450症例が登録され、解決したとみられる。
 2015年以降、オランダ、英国、ベルギー、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、クロアチアなどの欧州各国でサルモネラ属菌による感染が報告された。これらの国の調査によって、これらの国で発生したアウトブレイクは関連している可能性が指摘された。患者は全員が同一の細菌に感染していたことから同一の感染源からの感染であることが示唆された。欧州疾病予防管理センター(ECDC)は各国間の協力及び情報交換の調整を行った。
 RIVMはNCAEとNVWAと共に、ポーランド業者の鶏卵5
,000個をサンプリングし微生物学的試験を実施した。この試験からS.enteritidisは卵の外部に存在していたことが明らかになった。RIVMは欧州のアウトブレイクの原因となった細菌と同一の型であると確定した。NCAEとNVWAと共に卵を追跡し、可能な限り回収した。大部分の卵はケータリング店、加工工場、少数のポーランドの店に供給されていて、大型スーパーマーケットには供給されていなかった。ポーランド当局は、汚染原因となった採卵鶏場が再びS.enteritidis清浄となるまで、卵を熱処理加工する企業にのみ卵を輸送するという措置を取った。
 サルモネラ属菌はヒトの腸管感染症の原因になる。サルモネラ属菌は多種存在し、そのうちの1種がS.enteritidisである。主症状は腹部痙攣、吐気、嘔吐、下痢である。この細菌は様々な食品中に存在する可能性があるが、卵及び肉(特に鶏肉)で頻繁に発見される。生、又は加熱不十分な食品の喫食によって、又は交差汚染、即ち手及びまな板を介し他の物へ接触することによる食品汚染によって感染する。汚染は調理場の正しい衛生管理によって予防することができる。食品汚染のアウトブレイクの発生中にその感染源が発見されることは稀である。
地域 欧州
国・地方 オランダ
情報源(公的機関) オランダ/公衆衛生・環境保護研究所(RIVM)
情報源(報道) オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)
URL http://www.rivm.nl/en/Documents_and_publications/Common_and_Present/Newsmessages/2017/International_Salmonella_outbreak_seems_to_have_been_resolved
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