食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04630690149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、たん白質含有量を現行規定より低い1.6g/100 kcal以上とする乳児用調製補完食品の乳児への使用の安全性及び適合性に関する科学的意見書案について意見募集
資料日付 2017年1月13日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月13日、たん白質含有量を1.6g/100 kcal以上(訳注:欧州連合(EU)の現行法令では、1.8g/100 kcal以上と規定)とする乳児用調製補完食品(follow-on formulae)の乳児への使用の安全性及び適合性に関する科学的意見書案(31ページ)を公表し、3月3日までの意見公募を開始した。概要は以下のとおり。
1. EFSAは、様々なたん白質源に由来する乳児用調製補完食品を検討した。たん白質含有量を1.6g/100 kcal以上とする(しかし、それ以外はEUの関連法令を遵守する)、牛乳たん白質又は山羊乳たん白質から製造する乳児用調製補完食品は、欧州居住の乳児にとって安全かつ適切であるとEFSAは結論づけている。
2. EFSAは、利用可能なデータにより、大豆たん白質分離物又はたん白質加水分解物から製造する類似たん白質含有の乳児用調製補完食品の安全性及び適合性を立証することができなかった。
3. 当該手引書案の抄録
 欧州委員会(EC)からの要請を受けて、EFSAの「栄養製品、栄養及びアレルギーに関する科学パネル」(NDAパネル)は、たん白質含有量を1.6g/100 kcal(端数処理した値)以上とし、それ以外はEUの関連法令の要件を遵守する、そのままの自然な状態の(intact)牛乳たん白質を主成分とする乳児用調製補完食品(FOF)の乳児への使用の安全性及び適合性に関する科学的意見を出すよう依頼された。評価対象の(訳注:そのままの自然な状態の牛乳たん白質を主成分とする)当該FOFの乳児への使用が安全かつ適切であると考えられる場合においては、そのままの自然な状態の山羊乳たん白質、大豆たん白質分離物又はたん白質加水分解物を主成分とするFOFも乳児への使用が同一条件下において安全かつ適切であるか否かについて助言するようNDAパネルは依頼されている。
 NDAパネルは、たん白質含有量を1.6g/100 kcal以上とし、それ以外はEUの関連法令の要件を遵守する、そのままの自然な状態の牛乳たん白質又はそのままの自然な状態の山羊乳たん白質を主成分とするFOFの使用は、十分な品質の補完食品を利用することができる欧州居住の乳児にとって安全かつ適切である、と結論づける。この結論は、乳児用調製食品(infant formula: IF)には当てはまらない。また、NDAパネルは、たん白質加水分解物又は大豆たん白質分離物から製造する、たん白質含有量を1.6g/100 kcal以上とするFOFの安全性及び適合性について、利用可能なデータを用いて立証することができないと結論づける。これと同じ結論がIFに当てはまる。
 NDAパネルは2016年12月14日、利害関係者らの貢献が促される意見公募に用いるためこの手引書案を承認した。この文書は、適当な場合においては、寄せられた意見等に基づき改訂及び更新される予定である。
 当該手引書案は、以下のURLから入手可能。
https://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/consultation/170113b.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/press/news/170113
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