食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04610570149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、伝達性海綿状脳症(TSE)に関する反すう動物サーベイランスデータの2015年欧州連合総括報告書を公表
資料日付 2016年12月1日
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概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は12月1日、伝達性海綿状脳症(TSE)に関する反すう動物サーベイランスデータの2015年欧州連合(EU)総括報告書を公表した(62ページ、2016年11月9日承認)。
 EFSAは、EFSAとして初となる牛、めん羊及び山羊におけるTSEモニタリングのEU総括報告書を発表した。これまでTSEの年次報告書は欧州委員会(EC)によって取りまとめられていた。
 TSEは、ヒト及び動物の脳及び神経系に作用する疾病である。定型BSE(Classical BSE)を除き、他のTSEがヒトに感染したという科学的証拠はない。
 EFSAによる当該報告書は2015年にEU加盟国及び非加盟国3か国で実施された牛、めん羊及び山羊のTSEサーベイランス活動の結果及びめん羊における遺伝型データを提示している。2001年以降、EUでは約1億1400万頭の牛が規則(EC) 999/2001に則り牛海綿状脳症(BSE)検査を受けた。2015年は140万頭の牛が検査され、4加盟国で5頭の患畜が(アイルランド1頭、スロベニア1頭、スペイン1頭、英国2頭)、ノルウェーで1頭が検出された。2頭(アイルランド及び英国)は定型BSEに罹患しており、2頭とも2001年のEU全面飼料規制以降に出生したものであった。残りの4頭は非定型BSEであった(3頭がH-BSE型、1頭がL-BSE型)。
 2002年以降のEU域でのスクレイピーサーベイランスにおいて約840万頭の小型反すう動物が検査を受けた。2015年には319
,638頭のめん羊及び135
,857頭の山羊が検査された。全体として、18加盟国でめん羊のスクレイピーは641頭、9加盟国で山羊のスクレイピーが1
,052頭検出された。非加盟2か国(アイスランド及びノルウェー)ではめん羊のスクレイピーが40頭検出された。多くの加盟国で明らかに定型スクレイピーが減少しているが、EU全体では小型反すう動物におけるスクレイピーの発生が明らかな減少傾向にあるとはいえない。めん羊の遺伝型別から得られた結果では、定型スクレイピー症例はいくつかの遺伝型に分類でき、これらの遺伝型の動物は欧州で無作為検体採取されためん羊群の20%に満たないとみられることが確認された。加盟3か国では、反すう家畜動物以外の動物種から合計580検体がTSE検査されたが、全て陰性結果であった。
 当該報告書は以下のURLから入手可能。
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2016.4643/full
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/161201
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