食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04610040475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、ボーキサイト鉱石のAlteo加工工場の影響を受けた地中海区域における海産物汚染の健康リスク評価に関する意見書を発表
資料日付 2016年12月5日
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概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は12月5日、ボーキサイト鉱石のAlteo加工工場の影響を受けた地中海区域における海産物汚染の健康リスク評価に関する意見書を発表した。
 本報告書は2016年7月25日の意見書の追加情報として、食品を介したヒ素へのばく露に関連するリスク評価を発表した。7月の意見書では食品を介した10種の微量元素(アルミニウム、カドミウム、コバルト、クロム、水銀、マンガン、ニッケル、鉛、チタン、バナジウム)へのばく露による健康リスク評価を発表した。
 両区域(汚染された区域及び汚染されていない区域)から捕獲された海産物の摂取による無機ヒ素への推定ばく露量に有意な差はないと考えられる。一方、第二回トータルダイエットスタディ(EAT2)において一部の喫食者グループで明らかになったように、摂取した全ての食品から推定した無機ヒ素へのばく露量は毒性エンドポイントの観点から危惧するべきであると考えられる。しかし、CALIPSO(海産物の摂取量が多い(週に2回以上魚を喫食)国民層に関する調査)の海産物摂取データによると、どちらの区域からの海産物においても海産物の摂取によって、無機ヒ素へのばく露量をEAT2で調査された一般国民より増加させるということはない。
 今回の調査データ結果から、海産物の摂取に関してANSESの全般的な勧告を再検討する必要はないと考える。今回の結果から考えられる微量元素の推定ばく露量から、捕獲区域に拘らず海産物の摂取によって一般国民に比べ微量元素の過剰摂取を引き起こすということはない。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL https://www.anses.fr/fr/system/files/ERCA2016SA0042-2.pdf
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