食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04590350482
タイトル 香港食物環境衛生署食物安全センター、ナマズの切り身中に残留するニトロフラン代謝物について情報提供
資料日付 2016年10月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  香港食物環境衛生署食物安全センターは10月28日、ナマズの切り身中に残留するニトロフラン代謝物について情報提供した。先ごろ、香港のスーパーマーケットから採取されたベトナム産ナマズの切り身3検体にニトロフラン代謝物が含まれていたとの調査報告書を香港の団体が公表した。当該団体が提供した詳細資料によると、3検体はいずれも同一の供給業者が納品したものでニトロフラゾンの代謝物(セミカルバジド:SEM)が検出された。ニトロフラゾンは動物用医薬品ニトロフラン類の1つである。
 文献の記載によると、SEMは動物由来食品及び非動物由来食品に広く存在する可能性があり、食品検体から微量のSEMが検出されたとしても、それが動物用医薬品のニトロフラン類による汚染なのかについては必ずしも確定できない。
 食物安全センターは慎重を期し、輸入及び小売段階においてベトナムから輸入されたナマズの切り身(上記団体が調査した魚検体の納品元の供給業者のものを含む)を10検体採取し、ニトロフラン代謝物の検査を行った。検査項目はSEM、フラゾリドンの代謝物(AOZ)、フラルタドンの代謝物(AMOZ)である。検査の結果、いずれの検体からもニトロフラン代謝物は検出されなかった。
 ニトロフランはかつて動物用医薬品の抗菌剤として使用することができた。食品においては、主に注目されているのはこれら化合物が実験動物に対して発がん性があるかもしれないということである。しかし、現時点ではニトロフラン類がヒトに対して発がん性があるかもしれないということを証明する十分な根拠はない。
 同センターは食品サーベイランス計画により、市販食品中のニトロフラン代謝物含有量のサーベイランスを継続し、法律の規定に適合していること及びヒトの食用に適していることを確保していく。
 プレスリリースの英語版は以下のURLから入手可能。
http://www.cfs.gov.hk/english/whatsnew/whatsnew_fst/whatsnew_fst_Nitrofuans_metabolites_residues_in_Catfish.html
地域 アジア
国・地方 香港
情報源(公的機関) 香港食物環境衛生署食物安全センター
情報源(報道) 香港食物環境衛生署食物安全センター
URL http://www.cfs.gov.hk/sc_chi/whatsnew/whatsnew_fst/whatsnew_fst_Nitrofuans_metabolites_residues_in_Catfish.html
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。