食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04590110305
タイトル 欧州連合(EU)、食品添加物ステビオール配糖体(E 960)の成分規格を変更 (2/2)
資料日付 2016年10月14日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州連合(EU)は10月14日、食品添加物ステビオール配糖体(steviol glycosides)(E 960)の成分規格を変更する委員会規則(EU) 2016/1814を官報で公表した。概要は以下のとおり。
9. この製造プロセスは、 (1)レバウジオシドMが最終製品の成分の50%を超え、かつ、(2)最終製品の残りの成分が、関連するステビオール配糖体10種(ステビオシド、レバウジオシドA、同B、同C、同D、同E、同F、ズルコシド、ステビオールビオシド及びルブソシド)のあらゆる組合せ及び比率で構成される、ステビオール配糖体95%含有の調製物をもたらす。レバウジオシドMの含量95%以上により特徴づけられる抽出物は、レバウジオシドD、同A及び同Bを5%未満含有するが、レバウジオシドMの含量が少ない(約50%の)抽出物は、レバウジオシドDを約40%、レバウジオシドAを約7%含有する可能性がある。
10. 欧州食品安全機関(EFSA)は、2015年12月8日の意見書で、レバウジオシドAの代替成分としてレバウジオシドD及び同Mをステビオール配糖体の主要成分に含めるにあたり、現行の成分規格を拡大することに安全性の懸念はないと結論づけた。また、EFSAは、ステビオール配糖体(ステビオシド、レバウジオシドA、同B、同C、同D、同E、同F、同M、ステビオールビオシド、ルブソシド及びズルコシド)の総量が(訳注:最終製品の)95%(全てステビオールに(訳注:体内で)変換される)を上回る限り、また、現実的な使用濃度において未分解の配糖体が吸収される科学的根拠がないこと考えれば、(訳注:申請者から)明示されているステビオール配糖体(E 960)の組成に安全性の懸念はないと結論づけた。また、ステビオール配糖体(ステビオシド、レバウジオシドA、同B、同C、同D、同E、同F、同M、ステビオールビオシド、ルブソシド及びズルコシド)の総量が当該添加物(訳注:最終製品)の95%を超える場合においては、許容一日摂取量(ADI)の4 mg/kg体重/日(ステビオール等量に換算)を適用することができると考えられた。
11. 提出された申請書及びEFSAが行った評価を踏まえ、食品添加物E 960の成分規格を変更することが適当である。
 以上の経緯及び観点から、委員会規則(EU) 2016/1814に基づき、委員会規則(EU) No 231/2012の附属書を一部改正し、ステビオール配糖体の定義に記載されていた「ステビオシド及び/又はレバウジオシドAを主として(75%以上)含む最終製品」という文言を「下記の同定された関連するステビオール配糖体11種を、あらゆる組合せ及び比率で、95%以上含有する最終製品」と変更し、化学名の欄にステビオールビオシド、ルブソシド、ズルコシド、レバウジオシドB、同C、同D、同E、同F及び同Mを追加することになった。また、性状における甘味度の記述を「ショ糖(sucrose)の約200~300倍」から「(ショ糖等価甘味度5%における)ショ糖の約200~350倍」と改めることになった。委員会規則(EU) 2016/1814は、官報掲載の20日後に発効する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州連合(EU)
情報源(報道) 欧州連合(EU)
URL http://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/PDF/?uri=CELEX:32016R1814&from=EN
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