食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04580330104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、牛肉製品に関連した志賀毒素産生性大腸菌O157:H7感染症の複数州における集団発生の最終情報を公表
資料日付 2016年10月19日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は10月19日、Adams Farm Slaughterhouse社(マサチューセッツ州Athol)製造の牛肉製品に関連した志賀毒素産生性大腸菌O157:H7感染症の複数州における集団発生の最終情報を公表した。概要は以下のとおり。
1.この集団発生は終息したように見える。しかしながらリコールされた牛肉、子牛肉及びバイソン製品はまだ冷凍庫に保管されている可能性がある。集団感染発生を知らない消費者が引き続きリコール製品を摂取し発症する可能性がある。
2.CDCはリコールされた牛肉、子牛肉及びバイソン製品を、消費者、レストラン及び小売店に、使用、提供あるいは販売しないよう勧告する。
(1) これらの製品は、マサチューセッツ州、コネチカット州及びニューヨーク州東部の農産物直売所(farmers’ market)、小売店及びレストランに出荷された。製品は、近隣の州に出荷された可能性もある。
(2) リコール製品を調理して摂取しないこと。製品を処分又は購入元に返品すること。処分する場合は、子供、ペットあるいは他の動物が摂取しないように密封された袋に詰めて廃棄すること。
(3) 冷凍庫にリコールされた製品が無いか確認すること。
3. Adams Farm社は9月24日、牛肉、子牛肉及びバイソン製品を大腸菌O157:H7汚染の可能性があるとしてリコールした。米国農務省(USDA)検査済みマークの中に施設番号EST.5497と記載がある製品は、複数のロットナンバー及び食肉の部位を含む。全リストは、以下のUSDAのURLから入手可能。
http://www.fsis.usda.gov/wps/portal/fsis/topics/recalls-and-public-health-alerts/recall-case-archive/archive/2016/recall-087-2016-release
4.CDC、複数州及び米国食品安全検査局(FSIS)は、志賀毒素産生性大腸菌 O157:H7(STEC O157:H7)感染症の複数州における集団発生に関して調査した。
(1) 5州から11人のSTEC O157:H7集団感染株の感染症例が報告された。
(2) 発症は2016年6月27日から2016年9月10日であった。患者は1歳から74歳で、年齢中央値は32歳であった。患者の45%が女性であった。
(3) 7人が入院し、1人の患者が腎不全である溶血性尿毒症症候群を発症したが、死亡者はいなかった。
5.疫学的、追跡調査及び検査エビデンスは、Adams Farm Slaughterhouse社で製造された牛肉製品が集団感染発生の原因の可能性が高いことを示している。
 聞き取り調査では、患者は発症前1週間の間に摂取した食品その他のばく露に関する質問に答えた。聞き取り調査した7人中7人全員(100%)が、発症前の1週間の間に牛ひき肉を摂取したと報告した。追跡調査では、7人中6人(86%)の患者がAdams Farm Slaughterhouse社の製造した牛ひき肉を摂取していたことが示された。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL http://www.cdc.gov/ecoli/2016/o157h7-09-16/index.html
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