食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04560020301
タイトル 論文紹介:「フェロー諸島の成人した若者の有酸素運動及び神経認知機能並びに出生前のメチル水銀ばく露による影響の可能性」
資料日付 2016年9月9日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Environmental Health Perspectives(2016年9月9日電子版)に掲載された論文「フェロー諸島の成人した若者の有酸素運動及び神経認知機能並びに出生前のメチル水銀ばく露による影響の可能性(Function Scores in Young Faroese Adults and Potential Modification by Prenatal Methylmercury Exposure)、著者Y.Oulhote(Department of Environmental Health
, Harvard T.H. Chan School of Public Health
, 米国)ら」の概要は以下のとおり。
 背景:有酸素運動は、海馬でのニューロン新生により成人の脳で有益な影響があるのに対して、メチル水銀へのばく露は、神経幹細胞集団を減少させることを示す。
 目的:成人した若者における有酸素運動と神経認知機能間の関連を調べること。
 方法:1986年から1987年に始まったフェロー諸島の出生コホートの22歳の参加者262名について、最大酸素摂取量(VO2Max)を測定し、有酸素運動の運動試験の成績を付けた。参加者の出生前のメチル水銀へのばく露量は、臍帯血中の水銀濃度で調べた。筆者らは、VO2Maxと神経認知機能についての多種の測定結果間の関連を調べた。更に、筆者らは、出生前のメチル水銀へのばく露量の高い及び低い集団で比べた。
 結果:VO2Maxの1標準偏差(SD)の増加は、短期記憶で0.21SD及び認知機能処理速度で0.28SD良いスコアと関連があった。出生前のメチル水銀ばく露量の低い集団では、VO2Maxの1SDの増加は、認知機能処理速度の0.45SDスコア増加し、短期記憶で少し優れていることと関連があった。出生前のメチル水銀ばく露量の高い集団では、そのような関連は見出されなかった。
 結論:より高い有酸素能力は、短期記憶及び処理速度のより優れていることと関連していた。しかしながら、出生前のメチル水銀へのばく露は、それらポジティブな関連を弱める(attenuate)ように思われる。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) Environmental Health Perspectives
URL http://ehp.niehs.nih.gov/ehp274/
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