食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04510740149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品、サプリメント及び特別医療目的用食品に栄養目的で添加するカルシウム源としてのリン酸化オリゴ糖カルシウム(POs-Ca(R))に関する科学的意見書を公表
資料日付 2016年6月17日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は6月17日、食品、サプリメント及び特別医療目的用食品に栄養目的で添加するカルシウム源としてのリン酸化オリゴ糖カルシウム(POs-Ca(R))に関する科学的意見書(2016年4月26日採択、26ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2016.4488)を公表した。概要は以下のとおり。 
1. POs-Ca(R)は、ばれいしょのでん粉から得られるリン酸化オリゴ糖(POs)のカルシウム塩である。POs-Ca(R)は、意図されているチューインガム、干菓子(hard confectionary)、無糖ソフトキャンディ及びりんごジュースへの使用で遭遇する温度及びpH値において安定である。
2. POs-Ca(R)は、高い水溶性を持ち、消化管内においてリン酸化オリゴ糖とカルシウムに容易に分離する。POs-Ca(R)は、カルシウム及びオリゴ糖の他の食品源に類似した挙動で吸収、分布及び排泄されることが予見される。ラットにおける胃内投与後の血漿中カルシウム濃度の上昇によって明らかにされたように、カルシウムは生物学的に利用可能である。
3. POsに急性毒性はなく、ラットを用いた90日間経口毒性試験から無毒性量(NOAEL)が1
,000mg/kg体重/日(試験された最大用量)と設定された。細菌を用いた復帰突然変異試験及びin vitro哺乳動物細胞染色体異常試験において遺伝毒性の科学的根拠は認められなかった。「食品添加物及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル」(ANSパネル)は、全体的に見て、(1) 本申請に資するために提供された毒性データは、ANSパネルが2012年に出した食品添加物評価の申請用手引書の第一段階の要件に合致している、(2) POs-Ca(R)の毒性の可能性を示す兆候がないため追加データは不要である、と考えた。
4. ANSパネルは、総論として、(1) POs-Ca(R)由来のカルシウムは、生物学的に利用可能である、(2) 毒性データベースは限定的で、許容一日摂取量(ADI)を算定できないが、提案されている用途及び使用濃度において、食品、サプリメント及び特別医療目的用食品に栄養目的で添加するカルシウムの供給源としてのPOs-Ca(R)の使用に安全性の懸念はない、と結論づけた。ANSパネルは、カルシウムの平均一日総摂取量に関して、POs-Ca(R)がカルシウムの一日摂取量に大きく寄与することに留意した。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/scientific_output/files/main_documents/4488.pdf
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