食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04500060105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、キシリトールの犬に対する危険性を公表
資料日付 2016年5月12日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は5月12日、キシリトールの犬に対する危険性を公表した。概要は以下のとおり。
 シュガーレスガムには糖アルコールとして知られている甘味料の分類であるキシリトールが入っているかもしれない。キシリトールは、ヒト用の多くの製品及び食品に存在するが、ペットにとっては壊滅的影響がある。
 砂糖よりは若干カロリーが低いこの砂糖代用品は、ミントやチョコレートバー等のシュガーフリーキャンディを甘くするのに使われている。他には、口臭予防ミント、焼き菓子、咳止めシロップ、子供用及び成人用チュアブルのビタミン剤、口内洗浄液、練り歯磨き等に入っている。
 ヒトも犬も、血糖レベルは膵臓からのインスリン放出によってコントロールされている。ヒトでは、キシリトールは膵臓からのインスリン放出を刺激しないが、犬では、キシリトールがより速く血流に吸収され、膵臓からインスリンの放出が強力に刺激される可能性がある。
 この急速なインスリン放出が、キシリトール摂取後10分から60分で起こるかもしれない影響として、急速で深刻な血糖レベルの低下(低血糖)を招く可能性がある。無処置だと、この低血糖はすぐに致命的になる。
 キシリトール中毒の犬の症状には、嘔吐に続き急な低血糖症状である活動性低下、脱力感、ふらつき、協調運動障害、虚脱、及びけいれん等がある。症状は12時間から24時間後に現れることもある。
 食品及びペットフード並びにペット用おやつの問題は、FDAのSafety Reporting Portalに報告してほしい。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) 米国食品医薬品庁(FDA)
URL http://www.fda.gov/ForConsumers/ConsumerUpdates/ucm499988.htm
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